不登校
出典: Jinkawiki
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不登校の定義(文部科学省による) 何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくてもできない状況にあること(病気や経済的理由によるものを除く)。国・公・私立の小・中学校、及び公立高等学校に年度中30日以上欠席した児童生徒を指している。
不登校になる要因 文部科学省の調査によると大きく分けて三つの要因が考えられると示している。 いじめやけんか、教員との人間関係の悪化、学業不振、クラブ活動への不適応、校則に対する不適応、入学や転向による新しい環境への不適応等、学校に関する要因。
親子、兄弟、両親と祖父母間など、家族関係の悪化による要因。
病欠、不安、緊張、無気力等、本人が抱える問題による要因。
急激に環境が変化し、その変化に対応しきれなくなり、不登校を起こす児童、生徒が多いことから、小学校から中学校に進学する時期に起こす不登校を中一ギャップとも呼ぶ。
不登校への対応 初期症状としてはエネルギー切れで学校にいく気力がそがれているケースが多いので、子どもの立場になり、学校に行きたくなる状況を作っていくことが大切である。不登校が長期化してきた場合は学校や家庭だけでは子どもを支えきれていないということが考えられるので、児童相談所等、専門機関と連携をとることが大切である。いずれにしても日ごろから子どもの様子を十分に観察し、自体が深刻化する前に面談する機会などを設けて予防策を取っていく必要がある。
参考文献「不登校克服マニュアルー助けを求める子どもたち」 富田和巳著 法政出版
「こんな誤解していませんか?学校と家庭を結ぶ不登校対応」 小澤美代子 土田雄一著 ぎょうせい(株)