経度

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2009年1月30日 (金) 07:28の版

経度

経度(けいど、longitude)とは、緯度とともに、地球上の位置を示す座標の一つ。 緯度の基準は赤道であるが、東西方向の位置を特定できる経度の基準は 1884年の「万国子午線会議」で統一されるまで各国バラバラだった。同じ経度の点を結んだ線を経線と言い、十二支の子(方角で北)と午(南)とを結ぶ線であることから子午線と命名されてもいる。(英語では Meridian)「経」は織物の縦糸の意味で経緯線を織物に見立てたものである。メルカトル図法の地図では、経線は本初子午線に平行な直線となる。 つまり、経線の経とは縦という意味がある。

経度は標準時を定める基準となる。日本の標準時である日本標準時(JST)は、明石市などを通る東経135度の時刻である。

経度の起点としては、どの子午線を使っても良いが、国際的に統一していないと不便であるとの理由で、1884年、万国子午線会議において、ロンドンのグリニッジ(Greenwich)にあった「旧王立グリニッジ天文台」を通る子午線を起点と定めた。これが本初子午線である。概ね経度180度の線が国際日付変更線となる。

経度は本初子午線を 0度とし、東西それぞれ 180度に分け、東を東経、西を西経として数える。

※日本は本初子午線より東 180゜以内にあり、東経○○○度△△分と表すのが普通。 東京は、おおよそ「東経 139度 46分」(「東経 139゜46.00’」)で、航海計画という表記法では、「139゜ -46.00’E 」となります。同じ経度を結んだ線を「経線」(または経度線、子午線)と呼ぶ。

経度は、その地点と北極・南極を通る大円と、ロンドンの旧グリニッジ天文台を通る大円(本初子午線)とのなす角度で表される。本初子午線よりも東側を東経)、西側を西経)と言い、それぞれ180度まである。また、東経に+(プラス)、西経に-(マイナス)を付けて表す場合もある。


経度には地心経度、地理(測地)経度、天文経度が定義される。 このうち、恒星の子午線通過時刻を観測して決めた経度が天文経度で、その地点の鉛直線を基準にする器械によって求められる。 国または地域ごとに基準地点(原点)を選び、この原点の天文経(緯)度および高さと、世界測地系を用いて決めるのが測地経(緯)度である。

天文経度と測地経度の値にはわずかの違いがあるのが普通で、その差を経度の鉛直線偏差という。

宇宙測地技術と原子時計の精度向上および地球の形状と大きさが精密に決定されるようになったため、1988年以降は一般の人でも全地球測位システム(GPS)の受信機があれば、簡単に経緯度を求めることが可能になった。


参考 http://www.aokids.jp/others/keiido.html http://100.yahoo.co.jp/detail/%E7%B5%8C%E5%BA%A6/


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