シュタイナー教育
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シュタイナー教育とは、オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーの「子どもの教育は、芸術から出発すべきである。なぜなら芸術は、子どもの心身をすべて動員させるから」という理念に基づいた教育で、すべての教科に「動き」「響き」「色」「リズム」など芸術の要素が盛り込まれ、心と身体の調和を促す総合教育を行っている。 | シュタイナー教育とは、オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーの「子どもの教育は、芸術から出発すべきである。なぜなら芸術は、子どもの心身をすべて動員させるから」という理念に基づいた教育で、すべての教科に「動き」「響き」「色」「リズム」など芸術の要素が盛り込まれ、心と身体の調和を促す総合教育を行っている。 | ||
+ | 例えば、国語や算数で文字や数字を学ぶときも、絵で表現するようにしたり、理科の授業でも詩の朗読や笛の演奏から導入を始めたりするというような具合だ。教科授業も一般の学校のように時間割りで細切れにするのではなく、約2時間の「朝の授業」において、数週間にわたって同じ科目を集中的に行い、次の数週間は、別の科目をするという「エポック方式」が取られている。 | ||
- | 例えば、国語や算数で文字や数字を学ぶときも、絵で表現したり、理科の授業でも詩の朗読や笛の演奏から始まるといった具合だ。その教科授業も一般の学校のように時間割りで細切れにするのではなく、約2時間の「朝の授業」において、数週間にわたって同じ科目を集中的に行い、次の数週間は、別の科目をするという「エポック方式」が取られている。 | + | また、シュタイナー教育で特徴的なのが「オイリュトミー」と呼ばれる授業がある。音楽や言葉などを身体で表現するダンスに似た芸術の授業だ。 |
- | もうひとつ、シュタイナー教育で特徴的なのが「オイリュトミー」と呼ばれる音楽や言葉などを身体で表現するダンスに似た芸術の授業だ。 | + | |
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シュタイナー教育では「自由への教育」を重視している。「子どもたちは、外側からの権威や価値にもたれかからずに自分で考え、自分の感情を膨らませ、自分の意志を行動と結びつける自由を得る」ということだ。 | シュタイナー教育では「自由への教育」を重視している。「子どもたちは、外側からの権威や価値にもたれかからずに自分で考え、自分の感情を膨らませ、自分の意志を行動と結びつける自由を得る」ということだ。 | ||
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+ | 自由といっても、そのとらえ方は人それぞれであるだろう。それを考えることもまた、自由のひとつである。幼い頃から自分の意志をしっかりと持って行動できるようにするために、このような教育が必要となってくるのかもしれない。 | ||
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最新版
現在、シュタイナー学校は、欧米を中心に約50カ国で900校以上ある。また、ユネスコにも、その卓越性が認められている。
シュタイナー教育とは、オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーの「子どもの教育は、芸術から出発すべきである。なぜなら芸術は、子どもの心身をすべて動員させるから」という理念に基づいた教育で、すべての教科に「動き」「響き」「色」「リズム」など芸術の要素が盛り込まれ、心と身体の調和を促す総合教育を行っている。 例えば、国語や算数で文字や数字を学ぶときも、絵で表現するようにしたり、理科の授業でも詩の朗読や笛の演奏から導入を始めたりするというような具合だ。教科授業も一般の学校のように時間割りで細切れにするのではなく、約2時間の「朝の授業」において、数週間にわたって同じ科目を集中的に行い、次の数週間は、別の科目をするという「エポック方式」が取られている。
また、シュタイナー教育で特徴的なのが「オイリュトミー」と呼ばれる授業がある。音楽や言葉などを身体で表現するダンスに似た芸術の授業だ。
シュタイナー教育では「自由への教育」を重視している。「子どもたちは、外側からの権威や価値にもたれかからずに自分で考え、自分の感情を膨らませ、自分の意志を行動と結びつける自由を得る」ということだ。
自由といっても、そのとらえ方は人それぞれであるだろう。それを考えることもまた、自由のひとつである。幼い頃から自分の意志をしっかりと持って行動できるようにするために、このような教育が必要となってくるのかもしれない。
もうひとつの学校案内 オルタナティブスクール NPO法人 21世紀教育研究所