イギリスの教育制度

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2009年1月30日 (金) 13:37の版
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中等教育 教育制度は、細部は全国統一ではないが、公立、私立とも5~7歳で小学校1年生に入学し、16歳で義務教育が修了する。

イギリスの大きな特徴は『卒業』という考え方がないことで、イヤー11修了の年に、GCSEという統一試験がある。受験義務はないが、この試験の結果はその後の進学や就職の際の選考基準として重きを置かれる。

イヤー11修了後の2年間は、職業専門学校と進学準備校に進路が分かれ、大学進学希望者はイヤー12、13でGCE・Aレベルの試験を受ける。いずれの試験も科目ごとに行われるものであり、学生は自分が必要な科目だけを受験し、その成績は大学へのアプライ(出願)の決め手になる。

高等教育 オックスフォード、ケンブリッジを頂点とするイギリスの大学は1校を除いて公立である。

University,College of Higher Educationなど学士号が取得できる大学でもその成り立ちにより名称がまちまちであるが、学位のレベルには変わりがない。大部分の大学の学部は3年間で学士号が取得できる。

イギリスの学校教育は公立校が主流であるが、公立校は留学生を受け入れない。代わりに留学生は私立ボーディングスクール(寮制校)へ留学する。ボーディングスクールは小学校からあるが、留学生は中等教育からが一般的である。

公立校の場合は、イヤー7(11歳)から中等教育(Secondary School)に入るが、私立校の場合は、男子校、共学校、女子校によって中等教育(Senior School)への進学年齢が違う。男子校と共学校は13歳から、女子校は11歳から受け入れる。ただし女子が共学校へ進学する場合は、12歳でも 13歳でも入学できる。

したがって区切りのよさを考えると、男子は13歳、女子は11歳から留学するのがよいとされる。

しかも公立私立を問わず、イヤー10・11(日本の中3・高1に当たる)は前述のGCSEの試験課程に入る。日本の中学卒業後では、ちょうどイヤー11に当たるため、年齢が下の学年に入ることになる。

生徒は科目ごとに教室を移動する。そのため休み時間の廊下はごった返すとされている。休み時間は5分しかないが目指す教室は遠い、ということも少なくないため、広大なキャンパスを走っている生徒が多い。というのも、イギリスでは遅刻に非常に厳しく、時には教室に入れてもらえないこともあるからである。

授業は宿題と発表と討論が大きな要素を占めている。教科書に沿って先生が講義をするというスタイルもないわけではないが、多くの科目で、教科書や参考書籍を読んで意見をまとめるという宿題が出される。それも30ページとか50ページという大量なページで、留学生にとってこれは大変な負担である。

個人やグループでの研究発表をすることや、あるテーマについて討論をするなどの機会はもちろん、先生はしょっちゅう生徒に発言を求める。生徒もまた先生の話を中断して手を挙げて質問をする。何も発言をしなくても責められることはないが、存在を忘れられてしまいかねないため、機会を捉えて発言するように努力する必要がある。1日1回は発言することを自分に義務づけているという留学生も珍しくなく、発表が苦手なのを補うためにレポートを課す場合もある。

イヤー11、12、13(日本の高1・2・3年にあたる)と連続して統一試験の試練に立ち向かわなくてはならないイギリスの学生は、たいへんな勉強家揃いであるとされる。しかし、学校の教育は必ずしも知識教育ではなく、初等教育でも最低9科目のカリキュラムであり、中等教育ではさらに科目は増えるが、基本的に得た知識でものを考えることを訓練することを重んじるため、さまざまな答を導き出してみることや正解に至るプロセスを通して個人の能力を養うのが教育だと考えられている。その考えが試験方法にもあらわれており、試験はすべて自分の考えをまとめる記述式である。授業も常に時分の考えを発言することを求められるため、英語力にハンデのある留学生にとっては、ハードな授業だという。

また、決して机に向かって勉強する時間が長いわけではなく、スポーツ・芸術・社会活動は、学校教育のなかで重要な位置を占めている。学生たちは30種類以上もあるクラブ活動のいくつかに参加して、放課後を過ごし、またシーズンごとに対外試合やコンクールで活躍する。


参考:

イギリスの教育制度と日本との比較

イギリスの教育


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