ローレライの石
出典: Jinkawiki
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ドイツ、ライン川中流の右岸にそびえ立つ高さ132mの巨岩の呼び名。 かつてこのあたりは舟行の難所であったが、いまはライン名勝の1つとなっている。 この岩は、古来山彦を起こすことで知られる。また、ここに住み、歌声で舟人を誘惑したという水の精ローレライの伝説は、詩人の空想が伝説化したもので、ロマン派の詩人C.ブレンダーノが、物語詩《ローレライ》1801の中で、男たちを魅惑させて破滅させる美しい乙女にこの名を与えて以来、詩人たちはしばしばこの題材を取り上げて、発展させた。