東ティモール
出典: Jinkawiki
2009年1月30日 (金) 17:54の版
日本表記:東ティモール民主共和国。通称東ティモールは東南アジアの島国。正式名称は、Republika Demokratika Timor Lorosa'e (テトゥン語: レプブリカ・デモクラティカ・ティモール・ロロサエ)、República Democrática de Timor-Leste (ポルトガル語:レプブリカ・ドゥムクラティカ・ドゥ・ティモール・レスト)。小スンダ列島にあるティモール島の東半分とアタウロ島、ジャコ島、飛地オエクシで構成されている。 面積は長野県程度の、約1万4000平方キロ。人口は2004年現在で約92.5万人。首都はディリという海岸沿いの町である。人種としてはテトゥン族等大半がメラネシア系種族で、その他はマレー系、中華系等。住民の9割以上がキリスト教徒、大半はカトリックである。主要産業としては農業が国内総生産の約四分の一を占め、米、トウモロコシ、イモ類、ココナッツの他、輸出用作物として特にコーヒーの栽培に力注いでいる。また石油・天然ガスが貴重な国家財産として期待されている。通貨は米ドルで輸出品としては上記のコーヒー、輸入品としては燃料、米、中古車などが挙げられる。 1999年8月30日、国連主導の住民投票によりインドネシアの占領から解放され、2002年5月20日独立した。国際法上はポルトガルから独立したことになる。21世紀最初の独立国。 ティモール島は16世紀にポルトガルによって植民地化されていた。また1976年にはインドネシアによって併合宣言が出され、植民地化されている。1999年10月には、国連東ティモール暫定統治機構 (UNTAET) が設立、2002年まで独立を率いた。その後の制憲議会選挙ではフレティリンが圧勝し、大統領にはシャナナ・グスマン、首相にはマリ・アルカティリが選出され、2002年5月20日に独立式典を行った。現在は第2代大統領のジョゼ・ラモス=ホルタが1期目を務めている。