エルニーニョ現象

出典: Jinkawiki

(版間での差分)

2009年8月3日 (月) 15:15の版

概要

・太平洋東岸、赤道付近の海域にくさび型の冷水域があり、これが「温む」ことがエルニーニョ。 ・この温み、エルニーニョには二つあり、 ①南半球の夏起きる季節的エルニーニョと、②何年かに突然起きる長期エルニーニョ。 普通言われる「エルニーニョ現象」は、②の突然起きる長期エルニーニョ

・「エルニーニョ現象」(長期エルニーニョ)の起きる原因は、 実は、その冷水海域の海面深くで、海底から盛り上がっていた巨大な冷水(周りより重い)が突然海底に崩落するため。 (壮大な崩落の為、直後から、赤道海流が逆流する。)


影響

偏西風の蛇行を大きくし、世界各地の気候に異変を起こします。

数年前フランスで死者が多く出た熱波も、その偏西風の蛇行での南西風です。

しかし何と言っても、日本付近で影響が大きいです。 冬は暖冬で、夏、長雨冷夏です。 (ただ、最近の暖冬では別な理由での偏西風の蛇行による。)

(上記、フランスで熱波のとき、日本は長雨冷夏でした。 (このことを、学者や当局は認めていないで、全くの謎になっています。 答は、その夏にエルニーニョ現象は終わっていた(3月終了)のですが、エルニーニョ現象の影響はあって偏西風は蛇行していたのです。))

日本付近で、 冬の暖冬は、偏西風の蛇行で西高東低の冬型になりにくく起きます。 (ただ、最近の暖冬は別な理由での偏西風の蛇行による。)

夏の長雨冷夏は、夏まで偏西風の大蛇行が続き、北西寒気流のためにおきます。 夏の長雨冷夏は、江戸時代の4大飢饉であり、宮沢賢治の「サムサノナツハオロオロアルキ」です。

なお、エルニーニョ現象が、偏西風の蛇行でなく、直接影響するのは南アメリカ大陸西岸地方です。 ナスカの人は、旱魃の中、何年もしなければ来ない「エルニーニョの雨」を求めて、天の神様に地上絵を描いたのです

バミューダトライアングルの正体でもある。


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