ルナチャルスキー

出典: Jinkawiki

2010年2月12日 (金) 23:17 の版; 最新版を表示
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目次

生い立ち

アナートリイ・ヴァシリェヴィチ(1875~1933)

ロシアのポルタワに革新的傾向の官吏の息子として生まれる。中学入学前にマルクス主義を学び、17歳の時には鉄道労働者や手工業者の間で宣伝活動を行った。チューリッヒ大学で哲学と自然科学を学んだ。1897年にはロシア社会民主労働党に入党して職業的革命家としての道を歩んだ。下獄と流刑という苦痛を受けながらも、マルクス主義を諦めることはしなかった。


リアリズム

①芸術が上部構造であり、イデオロギーの一部である。 ②芸術がプロレタリアートの闘争と建設の武器である。 ③社会主義リアリズムが現実を忠実に反映するリアリズムであるだけでなく、未来への発展的展望を映し出すロマンチシズムでもあること ④社会主義リアリズムがさまざまな創作方法を有すること ⑤プロレタリアートの力量とその党及び党の首領の指導力を信じること。芸術の党派性を堅持すること という5つを問題提起している。


労働教育論

新しい学校はすべての段階において無料であるだけでなく、誰もが入れるもの、できるだけすみやかに義務的な、かつ単一にして労働的なものでなければならない、と述べている。

労働を教授の基礎とする根拠として2つ挙げると、

①心理学の観点で、能動的に近くされるものだけがほんとうに知覚されるものであるという。子どもは知識が遊びまたは労働の楽しい能動的な形式で自分に提供されるばあいには、それをきわめて楽に習得するものであり、その遊びと労働は巧みに構成されると一致する。労働の原理は能動的、活動的、創造的に世界を知るということである。

②生活の中で生徒たちにもっとも必要になるもの、現代の生活の中で支配的な役割を演じているもの、具体的には農業労働と工業労働とを、そのすべての多様性において彼らに知らせたい。


参考図書

卞宰洙『作家と作品でつづる ロシア文学史』新読書社 2005.6.2

ルナチャルスキー著 矢川徳光訳『世界教育学選集12 労働教育論』明治図書 1960.9



written by oimo


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