プラトン
出典: Jinkawiki
2011年2月4日 (金) 12:44 の版; 最新版を表示
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ソクラテスのなんであるかという問いかけは、彼の弟子のプラトンに受け継がれた。この「なんであるか」を本質と言う。ソクラテスは最後まで、自分は本質を知らない、知らないから探究するのだという姿勢だった。ものの本質を知るのが知恵ならば神々よ違って知恵のない人間は、そもそも本質の知りようがないからだ。プラトンはこれを一歩進めて、本質を理性で捉えようとした。理性によってとらえられた本質これをイデアという。
目次 |
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本質の把握
ソクラテスと異なりプラトンは、それがなんであるかを、理性で把握できると考えた。
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イデアという「かたち」
理性が捉えたものごとの本質をイデアという。イデアとは、世界の外にある永遠の「かたち」だ。 イデアは、万物の本来の役割をこの世界の外から決定している。だからイデアを知ることは、万物の本来の役割を知ることになる。
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政治とイデア
現実の外から現実を決定するという考えは、政治を現実の混沌から救うやめに生み出された。 現実の政治は多数意見によって決定されるが、多数意見が正しいとは限らない。現実の外にあるイデアで正しく方向付けるべきである。
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現実のための設計図=イデア
イデアは現実をよくするための設計図だ。だから現実は、イデアに従うべきである。
現実世界を正しくイデアに従ってはいない。だが現実はイデアの影にすぎないのだから、影を離れてイデアを知ることこそ、現実を正しく生きる第一歩なのである。
参考文献
池田書店出版 竹田純郎監修 こんなに面白い西洋哲学(思想と哲学)