ごみ問題4
出典: Jinkawiki
ごみ問題の背景
そもそも「ごみ」とはいったい何を指し示しているのか。「ごみ」を「ごみ」として処しているのは、社会や個々人の価値観であるとも指摘される。社会や時代、また人によって、同じものでも「ごみ」として捨てる場合もあれば、価値のあるものとして生かしている場合もある。一方で、「ごみ」の処理についてさまざまな問題が発生し、また深刻化してきている背景には、その排出量と質の問題を抜きに考えることはできない。もともと自然の中で、生物・非生物を含めた物質が過不足なく循環している時代や社会では、「ごみ問題」はないといえる。私たちの暮らす現在の社会で、これほどまでにごみの問題が深刻化している背景には、自然循環の中で対処しきれない膨大な量のものが、安易に廃棄され、しかもその中身がプラスチックを代表とする自然界にはなかった、つまり自然の循環に入りにくい性質のものであるという現状を押さえることが重要といえる。「ごみ」はなぜ「ごみ」なのか。まるで禅問答のようなこの問いかけを突き詰め、考えていくことは、「ごみ」を生み出す現代社会の価値観を問い直し、人と環境との関わり方を問い直すことにもつながる。
これからは
・ゴミとして捨てられたものを加工することで、ゴミが生まれ変わる。そう、不要になって捨てられたゴミが、資源になるのだ。しかし、ゴミを資源として役立たせるためには、きちんと分別して捨てなければならない。 ・ゴミを捨てないよう気を付ける。家庭内でゴミを再利用して、ゴミとして排出しないようにする。 ・不要なものを買わないようにする。何でもかんでも買ってくるのではなく、一時的なものであればレンタルしたり、自宅にあるもので間に合わせたり、工夫して自分で作ってみたりする。