ヒートアイランド現象５

ヒートアイランド現象５

概要

　　都市地域の地上気温が周辺部より高くなる現象。高温域が島状の形になることからこう呼ばれる。熱帯夜は夜間の最低気温が２５度以上のこと。真夏日は最高気温が３０度以上の日のこと。猛暑日は最高気温が３５度以上の日のこと。

（１）土地　　　都市は郊外とは違い、河川や田畑がなくコンクリートやアスファルトといった人工物に地面が覆われているため、水分があまり含まれておらず地面から大気への直接的加熱量が大きくなるからである。

（２）人工排熱　　　　人口が集中する都市では人々の多種多様な産業活動や社会活動によって熱が排出され気温が上昇する。特に都心部での昼間の排熱量は１００ｗ/ｍを超えるといわれている。

（３）風通しの悪さ都心部では年々高層ビルやマンションが増加している。ビル同士が密接して建築されると風の通り道がなくなり熱がこもり温度が上昇する。

（１）屋上緑化の推進都心部の地面はアスファルトに覆われているため、樹木や花を植えることができない。したがって、ビルや大型デパートなどを建築する際には屋上の一部の緑化が義務付けられている。

（２）節電　　　計画停電や省エネルギーなどを推進している。

（３）校庭の芝生化光合成をさせることだけでなく、子供たちのけが防止のためにも役立っており都内の学校で推進されている。