原子力発電15

出典: Jinkawiki

原子力発電所

原発の安全性

原子力は世界の発電量の約2割をまかなっていて、日本は化石燃料が乏しいため、発電量の3割近くを原子力で賄っており、日本の電力供給を考える上でも原子力は不可欠なものとなっている。また、化石燃料の埋蔵量には限りがあり、石油などはあと数十年で枯渇するといわれる中、原子力に燃料の再生利用が可能で、さらに近年、地球規模の環境問題が深刻化している。火力発電などは地球環境に大きな影響を及ぼしている中で、原子力発電は環境にとってクリーンなエネルギー源といえる。しかし、原子力発電には安全性の問題もある。事故が起きてしまうと、放射能漏れなどによる被害は甚大となる。また、事故だけでなく、放射性廃棄物の取り扱いなどについても極めて慎重を要する。

原発の必要性

資源の再生利用が可能なうえで比較的クリーンな原子力は、地球環境にとって大きな手助けになるだろう。しかし、ほかの電力発電に比べると事故が起きた際の危険性が非常に高く、事故の処理という意味でも多くの費用や時間が必要だ。メリットとデメリットの両者を持った原発の必要性はいま日本で非常に騒がれている。事故が起きてからでは遅く、多大な被害を与える原発の必要性は今後も騒がれることだろう。

福島原子力発電所

東日本大震災で最も大きな問題となったのが福島原子力発電所についての問題だろう。今でも福島県内では深刻な問題となっている。県内全域に広がる放射能や農作物などへ対する風評被害は当分消えないことだろう。これらのことからいま日本では原発の稼働・不稼働についてもめている。原発のメリット、デメリットをしっかりと理解したうえで稼働か不稼働についての判断をするべきだろう。