社会福祉3
出典: Jinkawiki
●ケースワーク ケースワークとは、困難な課題、問題を持った対象者が主体的に支援、援助していく個人や家族といった個別に対するソーシャルワークのことである。そして、「治療」という概念ではなく、最終的には生活の質(QOL)、生活の満足度の向上が目的とされている。しかし、可能な限り社会資源を活用いて総合的に行われるものであり「生活の改善」が目標とされるものであるために解決に時間がかかってしまう点がある。
●措置費と措置施設 措置施設とは、社会福祉施設の中でも、利用にあたって、一定の特別な要件を必要とし行政機関の許可を必要とするものである。しかし、問題として行政機関の許可が必要なのは、入所の利用順位の公平を保つために行われるが、施設の自主的運営を損なうことにもなり、利用者が施設を選ぶことができないということがある。措置費とは、職員数を施設の設備などの最低基準を満たすために毎月、行政から支給される費用のことである。職員の人件費の一部を利用者が負担するなど、国、地方自治体、と利用者間における費用負担の在り方が問題とされている。
●在宅福祉サービス 在宅福祉サービスとは、ノーマライゼイション理念に基づき、誰もができるだけ福祉施設ではなく、地域、家庭での生活を継続させながら、必要な介護やリハビリなどの専門的サービスを提供したり、暮らしやすい生活環境を整備したり、そこに暮らす人々の意識を改善することである。その中には、施設一時的に利用するデイサービスやショートステイも含まれる。地域福祉の重要な柱の一つとして、今後の福祉サービスの中心となる。
●障害者差別解消法 この法律は、障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本的な事項や、国の行政機関、地方自治体、民間事業者における障害を理由とする差別を解消するための措置などを定めることによって、障害のある人に対する不当な差別的扱いを禁止し、すべての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく、お互いに人格と個性を尊重しあいながら共生できる社会の実現につなげることを目的にしたもの。
参考資料 ①初めての社会福祉 櫻井慶一 ②社会福祉法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO045.html