色彩心理学

出典: Jinkawiki

2011年2月1日 (火) 16:22 の版; 最新版を表示
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色彩と人間心理の関係を扱う学問領域。

「色が心に与える影響」および「心理状態と色彩表現の相関関係」の2つのテーマに大別される。

目次

概要

色の基本的特徴

色の3属性

  • 色相:色合いのこと
  • 彩度:色の鮮やかさ、強弱の度合い
  • 明度:色の明るさ(光の反射率)の度合い
全ての色には明度があり、色相・彩度があるものを「有彩色」、ないものを「無彩色」という。彩度が最も高い有彩色は「純色」と呼ばれる。

膨張と収縮

  • 膨張色:実際の面積より大きく広がって見える効果を持つ色。
  • 収縮色:実際よりも小さく収縮して見える効果を持つ色。
  • 進出色:前方へ進出して見える色。
  • 後退色:同じ距離から見たときに遠くに見える色。
【膨張色・進出色】暖色系、明るい色、鮮やかな色
【収縮色・後退色】寒色系、暗い色、濁った色

心理効果

色の記憶

 記憶された色は、実際の色よりも明度・彩度が高く、基本色相(赤・黄・緑・青)に近付きやすい。
 同時に明度・彩度が高い色ほど記憶されやすい。

色の誘目性

 色の視認性の強度は以下の表に表す通りである。
         [強い]      [弱い]
有彩色 無彩色
赤や黄 青や緑
高彩度 低彩度

====青がもたらす効果====

青は冷静沈着さを与える理論的な色。血圧や脈拍を少なくさせる効果がある。実際にフィールドに青色を持ってくると集中力が高まり、陸上の100mのタイムがあがったという事例も挙げられている。また、青は食欲が減少する色とされておりダイエット米として青く着色されてお米も開発されている。

http://www.oricon.co.jp/news/ranking/41844/


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