ケガレ思想
出典: Jinkawiki
日本人に特有の思想に「穢れ」を嫌うというものがあるという。作家の井沢元彦氏が提唱する論である。 この思想は、平安時代の武士の台頭を許したことなどに大きな影響をもたらしたと考えられる。
穢れ
『古事記』の、イザナキが黄泉の国から逃げてきた場面では次のようなことが書かれている。
愛する人、イザナミが火の神を産んだがために死に、黄泉の国に行ってしまう。 黄泉の国は死者が住む世界で古代人に忌み嫌われていたが、それでもイザナギはイザナミを連れ戻そうと赴く。 しかしイザナミは黄泉の国の食べ物を食べてしまっていた、つまり、穢れた世界の食べ物を食べてしまったので、自身も穢れた存在になってしまったという。