お金のいらない国

出典: Jinkawiki

2014年11月17日 (月) 11:02 の版; 最新版を表示
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目次

概要

 長島龍人により創作されたお金が必要とされない社会を描いた小説である。初出は1993年。その後2003年7月5日にNPO法人『地球村』から「お金のいらない国」第1版が出版された。現在は「お金のいらない国4 ~学校は?教育は?~」まで刊行されている。いずれの作品も思想として「仕事をするのはお金のためではなく、誰かのために、社会のためにする奉仕である」ことが繰り返し提示されている。氏は作品の中で、今この瞬間にお金が消えてしまったとしても、そのまま人々が現在の仕事を続ければ社会は成り立つし、むしろお金に携わる業務がなくなることでその分の労力を別の奉仕に使うことができるのだと説いている。

 主な登場人物

 決まった名前の登場人物はおらず、主人公の一人称で時に紳士と、ほかの人物たちと会話をしながら物語が進んでいく形式をとっている。

 私・・・主人公、広告代理店勤務

紳士・・・40代半ばくらいの品の良さそうな紳士、主人公の道先案内人

世界観

 お金が存在しない。さまざまな人種が入り混じり、どの人にも言葉が通じる。そしてどの人もみな親切で、隣人愛に満ちている。発展した都市部とは裏腹に郊外には雄大な自然が広がり、その中に調和した住宅街が立ち並んでいる。住む家も、食べ物も、衣服も必要と思えばそれをいつでも手に入れることができる。それらを成立させているのが「仕事」であり、仕事は社会への奉仕、ボランティアだと見なされている。人々はみな自分に役立てることを仕事とし、そのことに自信と誇りを持っている。また彼らはものをできるだけ長く大切に使うようにしていて、無駄遣いを避けて暮らしている。技術も著しく進んでおり、新しい製品や商品もそうそう作られるものではなくなっている。現実社会においてたびたび宣伝される携帯電話やパソコンなどの電化製品に代表されるように“少し機能が変わった程度のもの”ではこの世界ではもはや需要がなく、大幅に機能や形態が変化したときにのみ新商品が打ち出されることになっている。それら商品の宣伝をする広告業界は必要な時に必要な人だけが見ることのできる様式になっており、無暗やたらに宣伝することはしていない。人の役に立つことをベースにした社会構造が民衆によって率先して築かれており、平和で穏やかで充実した生活をしている。

現在の活動

 2007年初版発行以来、現在(2014年)も積極的に自信の考え・思想を広め伝える運動を行っている。

2014(平成26)年       1月26日 瑞穂にんげん図書館 佐渡家オープンイベントにて 「お金のいらない国」落語など(名古屋市瑞穂区)

2月16日 長島龍人&「劇団レムリアの風・中部」コラボ公演会(名古屋市千種区 sakura cafe / uライブラリー)

3月30日 One(名古屋市中区 東建ホール)

4月19日 お金のいらない国 落語&ミーティング(名古屋市中区 名古屋市市民活動推進センター 集会室)

4月27日 懇親会にてお金のいらない国落語など(京都市南区 ホテルセントノーム京都 2F平安の間)

5月31日 お金のいらない国 長島龍人の落語&トーク in美濃(岐阜県美濃市 小倉山 善光寺 本堂)

6月 3日 中日新聞(岐阜・中濃版)に5月31日の記事が掲載される。

7月12日 地球愛祭り2014 in TOKYO(東京都渋谷区 代々木公園)

7月27日 川島伸介さんイベントにて「お金のいらない国3」寸劇(名古屋市中区 第一アメ横ビル4階A会議室)

9月 7日 「お金のいらない国」落語&お話会(広島県東広島市 いいは堂 Al monde)

9月20日 Nowhereライブに参加(愛知県半田市 Shebeen)

9月21日 地球愛祭り2014 in 愛知(名古屋市中村区 三楽座)

10月12日 お金のいらない国 落語&ミーティング in 大阪 (大阪市中央区 ドーンセンター 4階 和室)

11月 1日 お金のいらない国 落語&ミーティング in 東京 (東京都港区 長島ビル2F)

11月11日 理想社会研究会~未来の社会をデザインする会~参加(大阪市北区 ザ・リッツ・カールトン大阪 3階サロンA・B)

             大阪メキキの会 立ち上げ記念祝賀会にて「お金のいらない国」落語(大阪市北区 ザ・リッツ・カールトン大阪 4階)

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