ありがとう
出典: Jinkawiki
意味
ありがとうという言葉は、人が感謝やお礼の意を表す日本語
語源・由来
ありがとうの語源は々あり、有り難しという形容詞の有り難くという連用形がウ音便化してありがとうとなった。 ありがとうを漢字で書くと有り難うとなり、有ることが難しいとなる。字の通りあることが難しい、あることが滅多にないという意味も持つ。つまり、滅多にないことに対して感謝していう言葉であった。
『枕草子』がこのことをよく表している。文中「ありがたきもの」を「この世にあるのが難しい」といった訳で用いられていて、「過ごしにくい」といった意味でも捉えることができる。
ポルトガル語でありがとうという意味のオブリガード(obrigado)が「ありがとう」の発音に似ていることからありがとうとなった説もある。
また、
『法句経(ほっくきょう)』の、「ひとの生をうくるはかたく、死すべきものの、生命あるもありがたし」である、と言われている。 人と生まれた生命の驚きを教える教説である。だから「有り難し」とは、その仏説を聞き、人の生命の尊貴(そんき)さへ目覚めた、大いなる感動を表す言葉でもある。それがいつしか感謝の意に、転用されるようになったのである。先人のこのような宗教的心情を想う時、日本語の中でも、特にすぐれた美しい言葉であると思う。
世界の様々なありがとう
ありがとう(日本)
Thank you(英語)
カムサハムニダ(韓国語)
謝謝(中国語)
グラスィアス(スペイン語)
スパシーバ(ロシア語)
ダンケ(ドイツ語)
ダンク・ユー(オランダ)
タック(スウェーデン語)
オブリガード[男性用](ポルトガル語)
オブリガータ[女性用]( 〃 )
ダンキー(アフリカ語)
アサンテ(スワヒリ語)
イヤイライケレ(アイヌ語)
バイラルラー(モンゴル語)
ダンニャバード(ヒンディー語)
参考文献 http://suemari.com/hello/thank.html#europe
参考図書 この言葉の語源を言えますか?―当然のように知っておきたい日本語(KAWADE夢文庫) 『学苑余話』生活の中の仏教用語 大谷大学発行
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