室内化学汚染

出典: Jinkawiki

概要

室内化学汚染とはシックハウスに代表される、住宅やビルの室内でカビや建築材に使われた化学物質などにより空気が汚染されることである。初めは石油ストーブなどの開放式燃焼器具やカビ、ダニによる汚染がおもだったが、近年では建材に使われた化学物質による汚染が広がっている。また汚染された空気を長期間体内接種することでアレルギーに似た症状が起こったり、神経症に陥る化学物質過敏症も重大な問題になっている。

原因となる化学物質

ホルムアルデヒド・・開放式石油ストーブや喫煙により発生。近年は新築住宅の接着剤として使用される。また無色で刺激臭を放つ発がん物質である。 揮発性有機化合物・・揮発性有機化合物とは常温で液体だが、揮発しやすいため空気中では気体として存在するアルカン類やハロカーボン類といった、塗料や防虫剤などに使用される有機化合物の総称である。 内分泌かく乱化学物質・・環境ホルモンとも呼ばれ、生体の内分泌作用をかく乱する化学物質。プラスチックの原料や芳香剤などから発生する。

対応策

室内の定期的換気、家の中での防虫剤、殺虫剤の多量使用の禁止、ダイオキシン発生源となる塩素系プラスチックの忌避など

参考文献　室内化学汚染　シックハウスの常識と対策　田辺新一著 　　　　　 　　　　　http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_kankyo/kankyo/index-j/