ユーロ2
出典: Jinkawiki
ユーロとは
欧州の通貨単位。ただし、「その国のお金」ではなく、現在欧州の19カ国によって国境を越えた1つの通貨として使用されている。1999年に導入以降、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、ギリシャ、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、オーストリア、ポルトガル、フィンランド、スロベニア、マルタ、キプロス、スロバキア、エストニア、ラトビア、リトアニアの19カ国で使用されているが、イギリスとデンマーク、スウェーデンは導入を見合わせている。2015年7月31日現在で1ユーロ=135.66489 円である。
ユーロの歴史
1990年代に入ると、EU加盟国内でのヒト、モノ、お金の流通をさらに活発化させるために欧州単一通貨の導入の必要性が叫ばれるようになっていった。それを受けて、1992年に締結されたマーストリヒト条約において、欧州単一通貨・ユーロの導入が決定した。 その後準備期間を経て、1999年にはEUの加盟国うち11ヶ国(オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スペイン)でユーロが導入された。2001年には、ギリシャがユーロ導入に踏み切り、ユーロ導入国は12ヶ国となった。そして、2002年1月1日には、その12ヶ国でユーロ貨幣の流通が開始した。 2007年1月にはスロベニア、2008年1月にはマルタとキプロス、2009年1月にはスロバキア、そして2011年1月にはエストニアで導入され、ユーロ導入国は17ヶ国となった。
ユーロ相場の変動要因
ドイツ、フランスの経済指標
経済指標ではユーロ圏全体の指標の他に、ユーロ圏の中心国であるドイツ、フランス両国の指標が注目された。両国の失業率、GDP、鉱 工業生産、生産者物価指数、消費者物価指数が特に注目されているが、ドイツで発表されているZEW景況感指数やIFO景況指数も非常に注目されている。
ユーロ圏内の国での政治的イベント
ユーロ圏内の国で実施された大統領選挙、総選挙、国民投票などの大きな政治的イベントがユーロ相場に大きな影響を与えることがある。例えば、 2005年5月にフランスなどの国で、欧州憲法批准が国民投票にて否決された際や、2005年9月のドイツ総選挙後に政治的混乱が起きた際には、いずれも ユーロ相場を下落させた。
政策金利を決定するECB理事会
ユーロ圏も毎月政策金利を決定する会合(ECB理事会)を開催している。ECB理事会は、基本的に毎月2回、ドイツ・フランクフルトにて開催される。そのうち、毎月1回目の会合後に政策金利の発表ならびにECB総裁による記者会見が行われる。
参考文献
https://kotobank.jp/word/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD-9520
http://www.gaitame.com/smphone/euro/europe/euro.html http://www.gaitame.com/euro/201201/europe/euro.html