ナロードニキとは、ロシアの農村共同体に古くからあった相互扶助の伝統をもとにして、西欧と異なる独自のコースで平等な社会を実現しようとした人文学者たち。1861年のアレクサンドル二世による農奴解放令の後にナロードニキ運動を各地で起こした。彼らは「ヴ・ナロード(人民の中へ)」というスローガンを掲げていた。しかし、官憲の弾圧と農民の無関心によって挫折した