ハリボー

出典: Jinkawiki

2015年7月31日 (金) 18:38 の版; 最新版を表示
←前の版 | 次の版→

目次

歴史

ハリボー(HARIBO)はハンス・リーゲルによって創立されたドイツにある世界最大の製菓会社である。1893年にボンで生まれて、飴職人としての修業を積んだリーゲルは27歳の時共同経営をしていた会社から独立して創設した。彼が出身地であるボンに作業台、腰掛けにかまどがあるだけのぼろい工場から会社を創立したのは第一次世界大戦直後の1920年のこと。姓名と地名の「Hans Riegel, Bonn」から、社名である「HARIBO」と命名した。それ以来「ハリボーは子供を幸せにする」というスローガンのもと成長拡大を重ね、ヨーロッパだけでなく世界的にも知らない人がいないくらいの企業に成長した。現在ではフランスに3工場、ドイツに5工場、英国、オーストリア、デンマーク、トルコ、スペイン、最新のハンガリーを含めた10か国16工場が稼働している。6100人の従業員が約150ヵ国以上へとグミ製品を出荷していて、グミキャンディメーカーでは世界最大を誇っている。リーゲルは1945年、第二次世界大戦終結と時を同じくして52歳というの若さで他界するが、その後は妻のゲルトルートを補佐する形で二人の息子であるハンスとパウルが経営を指揮してハリボ社の今日の姿を作っている。また今日、ハリボのグミのパッケージの象徴でもある真っ赤な蝶ネクタイがトレードマークの「ゴールドベア」は93歳を迎える。このゴールドベアの元祖である「タンツベア」が誕生したのは1922年。リーゲルの幼少期に市で恒例の見世物であった、サーカスの「クマの踊り」が印象に残っていてことからクマの形をしたグミをつくろうと思いついたという。リーゲルが最初に考案したタンツベアは、現在知られているポッチャリしたゴールドベアと比較して痩せていて愛らしさに欠けるとこともある。会社の人気とともにキャラクターの知名度が変化するにつれて、現在のゴールドベアに変化していった。


なぜ硬いのか

ハリボー社のグミは他の会社のグミと比べて硬めであることは、食べたことのある人ならすぐに気が付くだろう。その理由はハリボーの誕生したヨーロッパでは昔からあまり硬いものを食べるという習慣がないため、咀嚼力が弱いひとが多かった。その改善につながるようにとハリボー社の創業者リーゲルはグミによってそれを補えるように硬めの仕上がりにした。このことによるあごの強化はもちろんのこと、近年には肥満防止に役立つ、脳によい刺激を与えるなど、「噛む」ということのさまざまなプラスの効果が医学的に認められはじめている。

人気ランキング

1位 「フロッグ」;カエルの形をしたグミで色も形もリアルに作られている。味はリンゴ味で、おなかの白い部分がマシュマロになっている。

2位 「ゴールドベア」;小さくそして何より固いグミであるゴールドベアは、ハリボー社のシンボルにもなっている。日本製のものに比べて味が濃く、少量でも満足できる。味はレモン、パイナップル、アップル、オレンジ、ラズベリー、ストロベリーの6種類。

3位 「リコリス」;日本人にとってはあまりおいしいとは言えなず、日本の不人気No1なリコリスが海外では人気がある。タイヤをモチーフにしたぐるぐる巻きのひも状であることが特徴。

4位 「ハッピーコーラ」;コーラの瓶の形をしたグミは日本でも海外でも人気。味はシンプルだが、甘酸っぱいパウダーが病み付きになる。

5位 「グレープフルーツ」;口に入れるとシュワシュワとしたパウダーが広がり、本物のグレープフルーツのよう。形状はピンクと黄色の二色で、三角形が果実を切ったときのようになっている。



参考文献

http://matome.naver.jp/odai/2135204552985688801「肥満にも効果あり?」 https://www.rankingshare.jp/rank/tyvcxuqcoh「グミキャンディーの老舗ハリボーのおすすめ商品ランキング」 http://www.mitsubishi-shokuhin.com/confectionery/haribo/「ハリボー商品一覧」


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成