インダス文明2
出典: Jinkawiki
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インダス文明2
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インダス文明
インダス文明はおよそBC2600年からBC1800年までインダス川流域で栄えた文明。現在残っている主な遺跡はパキスタンのシンド州のモヘンジョダロ(モエンジョ=ダーロ)遺跡とパンジャブ地方のハラッパー遺跡である。高度な排水施設をもち、焼成レンガで作られた建物が整然と並ぶ都市、踊り子と呼ばれる青銅像や神官王と呼ばれる石造、インダス文字が刻まれたインダス印象などが主な特徴である。この文明は洪水や気象変動により1800年頃から急速に衰えていった。
インダス文明の遺跡
インダス文明の遺跡は広範囲に分布している。東西1500km、南北1800kmにも及ぶ。この広さは、東から西は北海道から長崎に、北から南は北海道から沖縄に匹敵する。また、この文明は遺跡の数が非常に多い。1980年には300遺跡、1999年には1052遺跡、2013年には2600遺跡と30年間に8倍以上にも発見された数が増えている。遺跡の多くはインドに属しており、いまだに遺跡の数は増え続けている。遺跡はインダス川流域だけに存在するわけではなくインダス平原やマクラーン海岸など至るところに広がっている。そのためすべての遺跡を訪れるのはほぼ不可能とされている。
インダス文字
インダス文明で用いられた凍石でできた印象や文字盤に彫られた文字のことである。現存する語族でいえばドラヴィダ語族によく似た特徴をもっているという。しかし、2言語使用テキストがないことや文字列が短いといったことから解読には至っていない。
5大都市
インダス文明は都市文明であるため、大都市ばかりが注目されがちである。しかし、パキスタンにはモヘンジョダロ(モエンジョ=ダーロ)遺跡とハラッパー遺跡以外に加えてもう1つの大都市遺跡ガンウェリワーラー遺跡がある。一方インドにはラーキーガーリー遺跡とドーラーヴィーラー遺跡の2大都市遺跡がある。遺跡の大きさは調査結果によってばらつきがあり、拡大する可能性もあるため断言することはできないようである。これらの5大都市遺跡は国境をまたいで距離が離れている。しかしそれぞれの距離がおよそ300kmであり、5大都市ネットワークがインダス文明の重要な意味を持っていると考えられてきた。
国家成立
BC5世紀頃 北インドではいくつかの小王国が対立していたが、ガンジス川の中流域のコーサラ国とマガタ国が有力となっていた。その後、マガタ国がコーサラ国を破ってガンジス川中流域の大部分を支配していた。
BC317年チャンドラグプタがマガタ国を倒してインドを統一しマウリヤ朝を開いた。
1世紀 アフガニスタンにクシャーナ朝が起こり西北インドに侵入
3世紀 クシャーナ朝は衰え北インドが分裂
4世紀 チャンドラグプタ1世がグプタ朝を開く
7世紀 ハルシャ・バルダナが北インドを統一。ヴァルダナ朝を建国
参考文献
インダス文明の謎 長田俊樹著 学術選書
[http://www.vivonet.co.jp/rekisi/c01_indus/indus.html インダス文明 (2015/08/02)]
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