イスラム国5
出典: Jinkawiki
イスラム基礎知識
イスラムはムハンマドが始めた宗教である。ムハンマドは西暦570年にメッカで生まれ、隊商の執事としてアラビア半島の交易に従事していた。当時のアラビア半島は多神教の社会であった。610年に突如神の啓示を聞いたムハンマドは632年に亡くなるまで啓示を伝え続けた。ムハンマドが聞き、人々に伝えた啓示をまとめたものがイスラムの聖典コーランである。だからムハンマドは神ではなく、神から言葉を預かった預言者である。イスラムは唯一絶対の神であるアッラーの一神教である。 イスラム教には五行六信といわれるコーランに書かれている教えがある。五行はイスラム教徒に義務付けられている五つの行いで最も基本的なものとされている。五行には信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼がある。六信は五行と並んで六つのことを信じなければならないことを義務付けている。信じなければいけない六つのものとして神、天使、聖典、預言者、来世、予定がある。
イスラム国人質事件
イスラム過激派の集まりであり、反欧米を掲げる「イスラム国」というテロ組織による日本人人質事件が2015年1月に起きた。この事件の概要としては安倍首相が中東諸国に人道支援として寄付金などを送ることを表明したことをきっかけとしてイスラム国がインターネット上に日本人二人の人質の動画を載せ、日本政府に様々な要求をしてきたが日本側は中々それに応えることが出来ず結局日本人二人が殺害されてしまった事件である。この事件はイスラム国が巧みにインターネットを利用したのもあり、瞬く間に情報が日本中、世界中に流れ、世界的なニュースになった。この事件をきっかけにイスラム国について知った人が多く、同時にイスラム教について日本人は関心が増えた。