オーストラリアの水不足問題
出典: Jinkawiki
2020年1月20日 (月) 21:59 の版; 最新版を表示
←前の版 | 次の版→
←前の版 | 次の版→
目次 |
[編集]
オーストラリアの水不足問題
オーストラリアと聞くと、豊かな自然やコアラ、綺麗なビーチなどを思い浮かべるだろう。しかし、オーストラリアは人間が住む大陸の中で最も乾燥している地域であり、世界的にみてもかなり目立つほどの「水不足」に悩まされている。主な理由として考えられることは、低降水量と高温の砂漠気候が広く分布している点だ。年間降水量は約600ml以下で、日本の年間降水量1716mlと比べるとかなり低いことが分かる。また、有名なグレートビクトリア砂漠やグレートサンディ砂漠などがあるように本土の40%が砂漠地帯で構成されているのだ。
[編集]
給水制限
オーストラリアはダムの水位のレベルが50%を切ると強制的に給水制限が行われる。実際2019年5月28日、シドニーではダムレベルが53%に達し、翌週の6月1日から給水制限が行われた。制限されたのは、ホースの水を出しっぱなしにすること、スプリンクラーで庭へ水をやる行為で、個人には日本円で約1万6700円、法人には約4万1600円が罰金として課された。他の具体例として、プールの水は自然蒸発した分のみたせる、安全目的か緊急時で道に水を撒くのは可能だが、通常の清掃目的では不可とされるルールなどがある。
[編集]
オーストラリアの家庭における水の扱い
- 各家庭では節水をかなり意識している。シャワー時間はだいたい決められており、5分くらいが相場であったり、洗濯は週一回にまとめてするなど、日本に比べてかなり水を貴重な資源だと捉えている。
- シャンプーは水をたくさん使用するため、その対策として「ドライシャンプー」というものが多く売られている。ドライシャンプーは頭皮にスプレーして、2,3分たったらブラッシングするだけで頭皮の汚れや皮脂がさっぱりと綺麗になるという優れものだ。
[編集]
今後について
現在オーストラリアで起きている森林火災が水不足を深刻化させることは間違いない。私たち日本人も火災の原因である地球温暖化を防ぐために努力することが求められる。オーストラリアの水不足問題をうけて自分たちの生活を見直していきたい。
[編集]
参考文献
https://www.ryugaku-voice.com/seikatsu/aus-water.html
https://www.muffintop-days.com/archives/10612
m5