白神山地

出典: Jinkawiki

2009年1月27日 (火) 16:26 の版; 最新版を表示
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 白神山地とは、北緯40.5度、青森県と秋田県の境界に位置する、13000平方㎞に及ぶ山地のことである。

   1993年にユネスコの世界遺産(自然遺産)として、青森県側の43.44平方㎞、秋田県側の169.71平方㎞が登録された。 白神山地は、人の手が加えられていないブナの原生林からなる地域であり、世界遺産登録以前には弘西山地とも呼ばれていた。

 世界遺産は、世界に普遍的な価値を認められた資産として至高の評価が与えられたものであり、自然遺産と文化遺産とにわけられる。 自然遺産は、鑑賞上・学術上・保存上、顕著な普遍的価値を有している地形・生物・景観などを含むものや地域を指定するものである。 なお、同じ1993年に、法隆寺地域の仏教建設物(文化遺産)、姫路城(文化遺産)、屋久島(自然遺産)が世界遺産として登録された。

 出羽山地の北部にあたり、米代川によって出羽山地の主要部とは分断されている。 また、岩木川水系湯の沢川以東の部分は大鰐山地と呼ぶ。 山地の大部分は新第三紀層からなるが、一部には古生層や花崗岩、石英安山岩も見られる。 主要部は起状量600m以上の大起状山地で、向白神岳、白神岳などがある。




参考文献

渡邊静夫(編) 瀬川秀良(著) 1988 日本大百科全書12 小学館


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