ロック

出典: Jinkawiki

2009年8月4日 (火) 16:15 の版; 最新版を表示
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 ジョン・ロック(John Locke, 1632年8月29日 - 1704年10月28日)はイギリスの哲学者で、ピューリタン信仰者であった。アメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与えた。1666年からシャフツベリ伯爵の愛顧を受け、利子率論争で自由放任を主張したり、王権に対する政治・信教の自由を論じたりしたが、1683年に彼が失脚すると、ともにオランダに亡命する。1688年の名誉革命後、帰国。ロックの人物像だが、直接的な政治闘争への関わりをなるべく避け、思索の世界に生きたとする説と、積極的に政治の世界に身を投じていたとする説があり、現在も議論が行われている。


目次

生い立ち

 1632年8月29日、イギリス南洋部サマセット州のリントンという村にジョン・ロックは誕生した。1649年、厳しい試験に合格し、名門ウェストミンスター・スクールの国費奨学生として学ぶ。そこでギリシア語とラテン語を叩き込まれたのだが、後にそのことを自身が批判している。その後、クライスト・チャーチ・カレッジやトリニティ・カレッジで学び、1660年にオックスフォード大学のギリシア語講師となる。

自然法

 ロックは社会契約論者であると共に自然法論者でもあった。自然法(しぜんほう、英: Natural law、独: Naturrecht、羅: lex naturae, lex naturalis)とは、事物の自然本性(英: nature、独: Natur、羅: natura)から導き出される法の総称であり、事物の自然本性から導き出される法の総称である。執筆のきっかけは、友人であるガブリエル・タワースンとの討論であると言われている。タワースンがロックに自然法に対しての考え方を全面的に展開するよう求め、ロックが書いた8つの論文がそれである。標題は以下の通り。

1)道徳の規則、あるいは自然法は我々に与えられているか。与えられている。

2)自然法は自然の光によって知ることができるか。知ることができる。

3)自然法は人々の心に刻み込まれているか。刻み込まれていない。

4)理性は感覚、経験によって自然法の認識に到達することができるか。到達できる。

5)自然法は人々の普遍的な同委から知ることができるか。知ることはできない。

6)人々は自然法によって拘束されているか。拘束されている。

7)自然法の拘束力は永久で普遍的であるか。永久で普遍的である。

8)各個人のそれぞれの利益は自然法の基礎であるか。基礎でない。

自然法は実在するという前提から出発し、それを何らかの形で実定法秩序と関連づける法理論は、自然法論と呼ばれる。自然法には、原則的に普遍性、不変性、合理性の3つの特徴が見られる。但しいずれにも例外的な理論が存在する。

社会契約論

 国家や社会の起源が、世界の創造主である神ではなく、自由で平等な自然状態に生きる自然人の契約にあることを示したのが社会契約説です。共通の権威を持たない自然人が、『自然権(自衛の為の個人の権力・暴力・制裁)』を放棄して国家(政府)にその権力を一時的に委譲することで政治権力が生成されるとロックは考えた。 ロックの社会契約説は、『統治権力(絶対王権や貴族階級)の正当性』は神の普遍的権威に基づくものであるから、絶対に抵抗してはいけないという中世的な政治認識をコペルニクス的に転換した。中世の政治は伝統主義が貴族政治(封建主義)を正当化し、王権神授説が君主政治(専制主義・絶対王政)を根拠づけ認識されていたが、ロックは伝統主義にも王権神授説にも『自然状態からの権力生成』を経験的に説明する能力がないことを喝破した。  

ichi

参考文献

・wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF

       http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E6%B3%95

・ジョン・ロックの社会契約説と立憲主義 http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/vision/es001/john_locke.html


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