人口ピラミッド
出典: Jinkawiki
人口ピラミッド
人口ピラミッドは、男女ごとの年齢別人口構成を表すもので、その国の社会状況をある程度読み取ることができる。人口動態は一般的に医療の発達や経済発展などに伴い、多産多死、多産少子、少産少子と変化を遂げ、ピラミッドの形もそれに伴い富士山型、釣り鐘型、つぼ型へと変化を遂げていく。
・富士山型 年少人口の割合が高く、年齢が上がるとともに人口比率が低下する。医療や公衆衛生、栄養状況の不満により一般的には平均寿命は短い。エチオピアなど中南アフリカ諸国がこれに該当する。だが、衛生状態や食糧事情が改善されると乳児死亡率が低下するために人口爆発を引き起こす。インドやブラジルなどの大部分の発展途上国が該当する。人口動態は多産多死から多産少子へ移行する。
・釣り鐘型 経済発展により年少人口の割合が低下する。それによって生産年齢人口の比率が高くなる。人口動態は多産少子から少産少子へ移行する。多くの先進諸国がこれに該当する。
・つぼ型 少子化が進み、年少人口の割合がさらに低下する。生産年齢人口の割合も低下し、老年人口の比率が高まる。少産少死型の人口動態で、日本やスウェーデンなどの先進諸国がこれに該当する。
参考文献 図録各歳表示のピラミッド http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1164.html