アメリカの宗教2

出典: Jinkawiki

2011年8月3日 (水) 14:23 の版; 最新版を表示
←前の版 | 次の版→

宗教分布

プロテスタント         50%

カトリック           23%

クリスチャン(宗派特定なし)   9%

ギリシャ正教           1%

モルモン教            1%

ユダヤ教             2%

その他              3%

なし              10%

無回答              1% (ギャラップ社の世論調査より引用 2004年 5月)

宗教保守派の活動

アメリカ南部には福音主義者と呼ばれるキリスト教徒が多く住んでいます。この人達は新約聖書福音書の記述は一言一句もらさず、すべて事実であるという考え方をもっており、キリスト教原理主義者とも呼ばれます。この人達は正しいキリスト教を政治の場に反映させようと『宗教保守派』となったのです。 宗教保守派は次のようなことに力をいれて取り組んでいます。

1.妊娠中絶反対 旧約聖書の創世記に神が人間に『産めよ、増えよ』と命じたという記述から、人間が妊娠中絶をすることは、この神の教えに背いていると考えるのです。また、旧約聖書の十戒の中にも『汝、殺すなかれ』とあることから、妊娠中絶を認めないと主張しています。母体保護の観点から連邦最高裁判所が妊娠中絶を認めると、保守派がこれに反発。フロリダ州で中絶手術をする意思が中絶反対派に射殺されたり、中絶手術をするクリニックが爆破されたりする事件が続発しました。

2.同性婚反対 2003年にマサチューセッツ州の最高裁判所が『異性間にだけ結婚を認めるのは、州憲法の男女平等の規定に反する』という事から同性婚を認めると宗教保守派がこれに反発しました。旧約聖書に同性愛にふけっていたソドムという町が天によって滅ぼされるという話が記述されています。これが宗教保守派が同性婚を認めない根拠でした。


参考文献

・この一冊でアメリカがわかる! 猿谷要 著 ・そうだったのか!アメリカ   池上彰 著

HN マルコムY


  人間科学大事典

    ---50音の分類リンク---
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                  
                          
                  
          

  構成