グローバリゼーション5
出典: Jinkawiki
概要
個人、企業、団体などさまざまな行為体(アクター)が、国内の範囲を超えて広く国際的に合理的な選択を求めて行動しようとすることから地理的に広範な市場やネットワークが進展し、また個々の立場がそのダイナミズムから影響を受けるようになるプロセス。それにともない、合理的選択を求める相互作用を容易にし、簡素化し、またそのリスクを最小化するために、規格や手続きを標準化する必要が生じ、国際的に認められたものをグローバル・スタンダードという。それには、ISO(国際標準化機構)など正式に公的な機関により認められてその機能を獲得していく場合と、市場での競争力ゆえに事実上の国際標準になる場合があり、後者はデファクト・スタンダードといわれる。
経済のグローバリゼーションの象徴
WTO(World Trade Organization) 世界貿易機関。スイスのジュネーブに常設事務所が置かれている、自由貿易を促進するための国際機関。1995年に前身のGATT(関税および貿易に関する一般協定)が解消されてWTOが成立した。現在、世界で150カ国近くの国が加盟している。
WTOではラウンド(多角的貿易交渉)を通して、国際貿易に関するルール作りを進めている。貿易ルール策定の対象となるものは物品だけでなく、金融・知的財産権・サービスなども含まれる。最新のラウンドは2002年の2月に始まったドーハラウンドでは貿易の障壁を取り除くことが議論されたが、欧米などの先進国と発展途上国の激しい対立により2006年7月にラウンドの中断に追い込まれた。
また、1986年から1994年にかけて行われたウルグアイラウンドでWTO協定が制定され、WTO加盟国の権利義務関係が明確で公正明大な貿易をするように規定している。グローバル化が進みモノやサービスの国境を越えた移動がますます盛んになるなかで、WTOは公正な貿易の実現のために大きな役割を果たしている。
IMF(Internet Message Format) 国際通貨基金。RFC2822で定義されたメッセージの形式で、主にSMTPで扱うメッセージ形式を定めている。RFC822(SMTP)の不備や曖昧な点、時代に合わなくなった部分を変更している。為替相場の安定を図ることを目的に設立された、国連の専門金融機関。世界銀行と共に、国際金融秩序の根幹を成す組織である。本部はワシントンD.C.。2003年7月現在の加盟国は184カ国を数える。紛争などによる経済的、政治的理由で国際収支が悪化した国への融資や、為替相場と各国の為替政策の監視などが主な業務。各国の中央銀行をとりまとめる。かつては融資を行う際に、内政不干渉の原則を守り、特に大きな条件を付けることはなかったが、最近は成果があがらない国も多く、その融資の実効性に疑問を呈する声もある。このため、現在では、融資の効果を阻害するような政治状態の国には、政策改善を条件付けることもある。
参考
グローバリゼーション (http://note.masm.jp/%A5%B0%A5%ED%A1%BC%A5%D0%A5%EA%A5%BC%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3/)
WTOとは - 意味/解説/説明/定義 : マネー用語辞典 (http://m-words.jp/w/WTO.html)
IMF とは - コトバン (http://kotobank.jp/word/IMF)
IMF とは - コトバンク (http://kotobank.jp/word/IMF)