インターネットで危険を避けるための最低限の知識
出典: Jinkawiki
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パスワードの扱い
インターネットに接続するときに、アカウントとパスワードが必要になります。
このパスワードは、キャッシュカードの暗証番号のようなものです。管理には気をつけるようにしてください。 むやみに人に教えないこと、人の目につきやすいところ(パソコンまわりなど)にメモしておいておかないこと。 推測されやすいパスワードにはしないように注意してください。自分の名前や電話番号、アカウントやタレント名、一般的な英単語は絶対に使わないようにしましょう。 また、定期的に変更した方がよいです。
むやみにソフトをダウンロードしない
見知らぬ怪しげなサイトからダウンロードしたソフトを自分のパソコンに入れるのは、「道に落ちているものを拾って食べる」ようなものです。
そのソフトがウィルスに感染していることもあるし、もっと酷い場合は、悪意で人のパソコンを破壊するためのソフトを作って置いている場合があります。 ほしいソフトがあっても、ダウンロードするまえに、「これは安全だろうか?」をよーく考えてください。 危険があってもほしいならば、自分のパソコンが破壊されたり、ウィルスに感染されることを覚悟した上でやるべきです。 比較的安全なのは、窓の杜(http://www.forest.impress.co.jp/)やVector(http://www.vector.co.jp/)など、有名なページに登録されているソフトです。それ以外でも、前記のようなサイトに登録している作者のページのソフトや、信頼のできるプロバイダーで長年設置されているホームページの、利用者もたくさんいるようなソフトの場合は比較的安全だとはいえます。(ただ、破壊的なソフトがこのように偽装している場合もありえるので、注意はもちろん必要)
ブラウザの安全のための設定
ブラウザの安全のための設定
インターネットエクスプローラやネットスケープのようなブラウザにはさまざまな問題があり、使い方を間違えると危険なことがあります。
特に「セキュリティーホール」と呼ばれる、ソフトプログラム上の問題などがよく見つかっています。これらがみつかると、INTERNET Watch(http://internet.watch.impress.co.jp/)など、インターネット上の各メディアにのりますので、これらのページで情報を仕入れるようにしておいた方がいいと思います。 あと、安全のために、「Active X」を自動でインストールしない設定にしておいた方がいいです。最悪の場合、悪意のあるページにアクセスして、OKボタンを押しただけで、パソコンが破壊される危険があります。 「Java」「Java Script」なども場合によっては危険があります(Active Xに比べたら安全ですが)ので、実行しない設定にしておいた方がいいです。 これらがないと動作しないページは、そのページにいってから動作可能にするようにした方が安全です。 設定の仕方は、各ソフトのヘルプファイルや、本や雑誌を参考にしてください。(個別の質問にはお答えできませんので、ご了承ください。)
こんなページは危険
この項目に書いてあるのは、「こういうページは危険度が高い」というだけで、これらの項目に該当してても危険のない場合もありますし、該当してなくても危険な場合もありますので、必ず自分で「どれ位の危険度があるか?」を考えながら利用するようにしてください。
これらの項目に該当するところは危険度が高いです。
海外の無料でホームページが持てるサービスを利用した、日本語のページ。有名なのはジオシティ(http://www.geocities.com/)です。ジオシティは日本でもページ(http://www.geocities.co.jp/)がありますが、こちらの方は、普通の方でもよく利用しています。もちろん、危険なページもありますが…HTTPアドレスの最後に、「jp」の文字が入っていないところは、(基本的に)日本で設置されているページではありません。(もちろん日本人が運営してる安全なページで、サーバーだけは海外おいているorアドレスだけ海外のページもたくさんありますが…) 日本で簡単に無料でホームページが持てるのに、わざわざ海外に置くのは、問題があった場合にそのページを作ったのが誰か調べにくくするためということもあるのです。(もちろん諸事情でやむをえず海外に置いている場合もあるので、危険度はそのページをよくみて考えてください) 違法なことを行っていたり、違法情報をのせているページや、アダルトページ。また、アンダーグラウンド系のページや、そこから危険なページにリンクしている場合もあります。「君子、危うきに近寄らず」です。 「誰でも簡単にお金が儲かる」と書いていて、その方法を宣伝しているページ。楽して儲かることなんて、実生活ではもちろん、インターネットでもありえません。そういうページを読むときには、騙されないように特に注意すること。 作者の紹介がなく、作者に連絡をとる手段が一切ないページは問題がある可能性が高いです。
掲示板になんでも書くのは危険
インターネットで、どこかからかリンクしているページは、世界中の誰でも………かなり危険な犯罪者も………みる可能性があるということです。
自分の個人情報(特に住所や電話番号など)は絶対にかかない方がいいです。 また、それらが簡単に推測できるような話はしない方がいいでしょう。 利用している時には、よくそこに書込んでいる人しか目に入らないものですが、普通でも書き込みしている人の10倍は「読んでいるだけ」の人がいます。(場所によっては100位、1000倍位、読んでいるだけの人がいます) それらのことも頭にいれておいた方がいいでしょう。
知らない人からのメールに注意
全然知らない人から送られてきたメールは、その内容には注意してください。特に添付ファイルがある場合は、絶対に開かないこと。ウィルスや、破壊ソフトの可能性もあります。
メールの内容をよく読んで、信用できるかどうか自分で考えてください。また一度のメール位で、自分の住所や電話番号などの個人情報を教えるのも危険です。 実生活でも、会ってすぐの人を全面的に信用して、自分の個人情報をすべて教えたりしないですよね?それと同じ注意を、インターネット上でも行ってください。 また、最近は間違いメールを装った広告メール(SPAMメール)が増えてきています。SPAMメールへの対処方法は「削除して無視」です。決して返信してはなりません。あまりにもSPAMの被害がひどい場合は、あなたが使っているプロバイダに相談してみるのがいいでしょう。
ホームページに書いてあることを鵜呑みにしない
ホームページには、さまざまな情報が載っています。
しかし、全部が信用のできる、正しい情報ではありません。それらの信頼度の判断は、自分で行うように注意してください。 信頼のできる一次情報を自分で調べて、色々な角度から得た情報を元に自分で考えて判断をすることが大切です。 誰かの言うことを何も考えずに全面的に鵜呑みにしてしまうのは、危険です。
デマウィルスに惑わされるな
ウィルスに注意することは大切ですが、デマウィルスに惑わされると、自分だけではなく他人にも迷惑をかけることがあります。
よくあるのが、「●●というタイトルのメールを読むとウィルスに感染する」という話で、これらのことをむやみに人にメールで伝えてゆくことを奨励すると、チェーンメールとなり、人に大迷惑をかけます。 デマウィルスに関する情報は、こちらのページ(http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/hoax.html)を読んでください。 (注意):Outlook Expressというメールソフトを使っている場合、HTMLメールを表示するような設定になっていると「メールを読むだけでウィルスに感染」することもあります。「HTMLメールを表示しない」設定にしておいた方が安全です。このメールソフトは色々なウィルスのターゲットとなっていますので、できれば他のメールソフトに変更した方が安全です。
個人情報を流出させないために
ネットサーフィンをしたり、掲示板に書き込みするだけであなたのいくつかの情報が知られる可能性があります。詳しいことは、ここのコラム(http://www12.big.or.jp/~meher/inet-c003.htm)をぜひ読んでみてください。
あなたが学校や会社から掲示板に書き込みしたりチャットに参加すると、学校名や会社名が他の人にもわかることがあります。ただし、自宅からプロバイダを利用してダイヤルアップで接続する場合はせいぜい住んでる地域(市外局番)がわかる程度です。 自分から個人情報を書き込みしない限りは普通はメールアドレスはわかりませんし、まして電話番号や本名、住所などが知られることはないので、必要以上に怖がることはありません。 (匿名プロクシを探すためにアングラサイトにいく方がよほど危険です。) メールアドレスが知られても、そこから住所や電話番号が判明することはありませんが、広告メールや嫌がらせが怖い場合は、掲示板に書き込むアドレスにはYahoo!(http://www.yahoo.co.jp/)などのフリーメールを利用するといいでしょう。 それよりも、あやしげなアンケートや懸賞の場合は個人情報収集が目当ての場合もあるので、安全性も考えずにむやみに応募しないように。