在日朝鮮人
出典: Jinkawiki
在日朝鮮人とは
日本の植民地支配の結果として日本居住することになった朝鮮人とその子孫のこと。 日本に住んでいる朝鮮人。「在日」という言葉は「日本人でない者」という意味であるが、実際使われる際に意味しているのは、ほとんどの場合が「在日朝鮮人」のことである。
成り立ちと現在
1910年の朝鮮併合によって日本は朝鮮半島の植民地支配を始め、第2次世界大戦が日本の敗戦で幕を閉じるまで、朝鮮は外国ではなく海を挟んだ日本の領土であった。賃金が格段に安いため、強制的に日本に連行されたり、土地を取り上げられたために日本に移住せざるを得ない朝鮮人が多数存在した。第2次世界大戦に日本が敗戦したため朝鮮は独立を取戻し、日本にいた朝鮮人の母国へと帰国していったが様々な理由により日本に留まることになった者もいた。こうした人たちが在日朝鮮人1世である。 現在、日本国籍を持たないで国内に滞在している在日朝鮮人は約60万人である。 帰化したものも含めるとその数100万人をはるかに上回ると言われ、日本国籍を持たない在日朝鮮人は外国人登録の上で「韓国・朝鮮」と分類される。
参考文献
「在日朝鮮人ってどんなひと?」徐京植(ソキョンジク)著、平凡社出版 「在日「外国人」読本」[三訂増補版]佐藤文明著、緑風出版出版