イエナプラン3
出典: Jinkawiki
ドイツのイエナ大学の教育学教授だったペーター・ペーターゼンが 1924年に同大学の実験校で開始した学校教育。
概要
学級編成は、マルチエイジグループが基本。3つの年齢のグループ、4-6歳児グループ、6-9歳児グループ、9-12歳児グループから構成される。 3年間を同じ教室の同じグループリーダーの下で年少・年中・年長の三つの立場を経験しながらすごし、それを繰り返しながら小学校を卒業する。 イエナプラン校では、教室をリビングルームとして捉える。教室は、新学年度が始まるたびに、その教室の担任であるグループ・リーダーと、 クラスの子どもたちが話し合いながら、教室の内装を整えていく。教室には、異年齢の子どもたちが共に座る席やグループリーダーの事務机のほか、 読書用のソファーが設けられたコーナーや情報検索用のコーナーがある。また、背後の壁や、廊下と教室の境部のガラス窓の部分にディスプレー用の空間を設け、 子どもたちが学びながら自分たちの教室の環境を独自に整えていくことができるようにしている。 さらに、共同で作業をする場として、教室の中心には作業テーブルがおかれることが多い。 教室の中の机などの家具は、子どもたちが動かしやすい軽い材質を使い、グループリーダーと子どもたちが、いつでもサークルに座って話し合いができるようにしてある。
参考文献
オランダの個別教育はなぜ成功したのか イエナプラン教育に学ぶ [単行本] リヒテルズ・直子著
オランダの教育―多様性が一人ひとりの子供を育てる [単行本] リヒテルズ・直子著