エネルギー問題

出典: Jinkawiki

2013年8月2日 (金) 15:11 の版; 最新版を表示
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目次

化石エネルギー(石油、石炭、天然ガス)

先進国の経済や生活は、化石エネルギーに依存しており、化石燃料は何億年もかかってつくられた有限の資源であり、あと数十年で枯渇すると言われています。しかし年々消費が増加、途上国も経済拡大をめざし、枯渇がさらに早まることは確実になってきています。埋蔵量の少ない産油国はあと20年で原油資源の枯渇が見込まれており、その 時産油国(OPEC)は大幅に輸出削減に走ると見られており石油に過剰に依存している世界経済の崩壊は避けられない状態になっています。さらに化石エネルギーの大量消費で二酸化炭素が急激に増加し地球温暖化が進行異常気象、海面上昇、洪水、食糧不足、環境難民増加など深刻な問題が発生するという事も考えられます。


原子力エネルギー

チェルノブイリ事故、福島第一原発の事故を経て、先進国の多くは政策転換をしています。


水力エネルギー

大規模ダム開発は自然環境に与える負荷が大きく経済性にも疑問、先進国の多くは政策転換し、ダム撤去や途上国のダム建設支援からすでに撤退しています。また主に河川の水流をそのまま利用する小規模 (地域的)水力発電を欧州や中国は推進しています。


自然エネルギー

・風力エネルギー 無尽蔵な資源だが、安定供給のための設置場所が限られる、ドイツ、デンマーク、アメリカなどで発電施設が急増 ・バイオマスエネルギー 木材、家畜のふん、生ごみなどを発酵させて発生するメタンガスなどを利用して発電、熱も地域暖房などに利用 (コージェネレーション)スウェーデンやドイツで普及している ・太陽エネルギー 効率が悪く大規模発電は難しいが、補助的小規模用途に有効カリフォルニア州は太陽熱発電、ドイツなどは太陽光発電を推進 ・地熱エネルギー 火山からの水蒸気ガスを利用した発電がフィリピンやニュージーランドで広く利用されているが、火山国に限られる

⇒いずれの自然エネルギーも現状の石油や原子力のような大規模なエネルギー供給は不可能で、小規模で地域的なエネルギー供給に限られる


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