3R3
出典: Jinkawiki
3Rとは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つの英語の頭文字を表し、その意味は次のとおり。
Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)
・省資源化や長寿命化といった取り組みを通じて製品も製造、流通、使用などに係る資源利用効率を高め、廃棄物とならざるを得ない形での資源の利用を極力少なくする。
Reuse(リユース:再使用)
・一旦使用された製品を回収し、必要に応じて適切な処置を施しつつ製品として再利用を図る。または、再利用可能な部品の利用を図る。
Recycle(リサイクル:再資源化)
・一旦使用された製品や製品の製造に伴い発生した副産物を回収し、原材料としての利用(マテリアルリサイクル)または焼却熱のエネルギーとしての利用(サーマルリサイクル)を図る。
3R政策
大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済活動を続けてきたわが国は現在、廃棄物の最終処分場のひっ迫などの環境制約、将来的な鉱物資源の枯渇に対する懸念などの資源制約といった問題に直面している。今後、日本が持続的な発展を達成する上で、これらの制約要因が経済活動への過大な制約となりかねない深刻な状況にあることから、廃棄物・リサイクル問題は喫緊の対応が必要となっており、環境・資源制約への対応が経済成長の制約要因になるのではなく、むしろ、新たな経済成長の要因として前向きにとらえ、環境と経済が両立した新たな循環型経済システム構築することが急務となっている。 循環型経済システムを構築するための基本的な考え方は、平成11年の産業構造審議会における報告書「循環型経済システムの構築に向けて」(循環経済ビジョン)の中で取りまとめられており、従来のリサイクル(1R)対策を拡大して、Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:再資源化)といった、いわゆる「スリーアール」の取組を進めていくことが必要であると提言された。同報告書ではまた、3Rの取組を事業者、国民、地方公共団体などに対して求めていくルールを設定しているほか、民間活力の活用による市場メカニズムの活用、3R技術への研究開発投資の集中的実施により新たな循環型対応・環境ビジネスの創出・発展も促している。このような検討結果を踏まえ、廃棄物・リサイクル法体系が順次整備されたほか、法規制対象外の品目や業種においても産構審リサイクルガイドラインにより、産業活動における自主的な取組みを求めています。また、エコタウン事業のように地方自治体による新規産業としての環境産業の育成も支援している。
3Rへの取り組み
~リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰受賞者の取り組みを紹介~
第1回 「建設現場でゼロエミッション手法を構築」
株式会社大林組東京本社 電通汐留JV工事事務所
第2回 「シュレッダーダストを完全リサイクル」
小名浜製錬株式会社 小名浜製錬所
第3回 「ごみ減量を目的に、分別収集」
日野市環境共生部
第4回 「事業系古紙と家庭古紙、それぞれのリサイクル・ルートを確立」
株式会社 宮崎
第5回 「アルミニウムドロスの有効利用」
株式会社神戸製鋼所 技術部技術企画室
日本軽金属株式会社 環境保全室 第6回 「強化プラスチック製品の資源循環システムを確立」
株式会社富士田商事
五光物流株式会社 社団法人強化プラスチック協会 第7回 「新商品開発から排出物削減まで、多段階における総合的な3R活動を推進」 ソニーエナジー・デバイス株式会社 栃木事業所
参考文献
経済産業省 http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/3r_policy/policy/index.html
環境省 http://www.env.go.jp/recycle/yoki/b_5_book/pdf/book_06.pdf
3R活動推進フォーラム http://3r-forum.jp/
I.N