関東大震災3
出典: Jinkawiki
関東大震災。関東大震災は、1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒、神奈川県相模湾北西沖80kmを震源として発生したマグニチュード7.9の大地震のことだ。 神奈川県を中心に千葉県・茨城県から静岡県東部までの内陸と沿岸に広い範囲に甚大な被害をもたらし、日本史上最大級の被害を与えた。関東大震災の被害は1府6県、死亡・行方不明者105,385人にもおよんだ。被害の様相が地域によって異なった。85%~100%の高い焼失率を示す日本橋、京橋、神田などの首都の中心部は揺れによる建物の被害は比較的少なく、また、浅草、本所、深川など軟弱地盤地帯でも震害よりも、火災による焼死者、負傷者が圧倒的に多数を占めた。また、東京、横浜の壊滅的状況に対して、全国から県単位で救援隊、救援物資が送られ、また各県は地元の在郷軍人、愛国婦人会などの団体や積極的に援助を申し出る人々の手を借りて避難民の受け入れに対応策を講じた。これは震災から約1週間~10日程度で落ち着き、東京、横浜では避難民を収容するバラックの建設が始まった。東京市で最も早いバラックは芝公園の9月7日、翌8日の明治神宮外苑、続いて14日日比谷公園、16日上野公園と続き、これらの市直営バラックの収容人数はわずか10,000弱世帯、35,000人ほどでこの他に各区の管理や個人経営のバラックで13,000世帯、5万人ほどの収容力があった。