ICBM
出典: Jinkawiki
ICBM( InterContinental Ballistic Missile:大陸間弾道ミサイル)とは、大洋によって隔てられている大陸間を大洋を越えて飛翔が可能な弾道ミサイルのことで、アメリカ合衆国と旧ソヴィエト連邦間で結ばれたSALT(Strategic Arms Limitation Talks:戦略兵器制限条約)では、有効射程が「アメリカ合衆国本土の北東国境と、旧ソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離」であった5,500km以上の弾道ミサイルと定義されている。
原理
陸上基地また海中の潜水艦などより発射され、ロケット噴射の推進力によって地上より数百km地点まで到達(超長距離を飛行するための弾道のは頂点高度が1,000kmから1,500kmにもなる)その間、速度、飛行角度等を調整し目標地点までのコースが決定される。その後ロケットエンジンは燃焼を全て終えると切り離され、弾頭のみが慣性の法則によって無誘導のまま飛行し、目標地点に落下する。すなわち大砲と基本的な仕組みは同じで、火薬をロケットエンジンにした大砲とも言える。