脱ゆとり教育
出典: Jinkawiki
「ゆとり教育」による学習量の削減を止め、再び学習量が増加しつつある流れを指す言葉。2008年に改訂された学習指導要領のことを脱ゆとり教育と呼ぶ者もいる。 2011年度より完全実施される。中学校では2009年度に一部前倒しで行われ、2012年度に完全に行われる。高校では2012年度の入学者から一部前倒しで行われ、2013年度の入学者からは完全に行われる。この改訂後の学習指導要領では、授業時間・内容の削減を行ってきたゆとり教育とは逆に内容を増やし、授業時間を増加させる教育となっている。具体的には、小学校では278時間、中学校では105時間ゆとり教育の授業時間よりも増加するとされる。
ゆとり教育でも詰め込み教育でもなく、生きる力をはぐくむ教育とされる。
脱ゆとり教育は、ゆとり教育での問題を解決するために作られたのだが、うまく対応できなければついていけない子どもが増えるのではないかと懸念するものもおり[63]、また、暗記や暗唱が中心の教育に戻したり授業時間を増やしたりする方法では日本の教育が抱えている諸問題は解決できないと述べている者もいる。
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