砂漠化9
出典: Jinkawiki
概要
水が少なく植物もほとんど生えていない砂漠の地が広がり続けている現象。現在、地球上にある陸地の約1/4(36億ヘクタール)が砂漠化の影響を受けている。その面積は日本の約95倍にあたる。国連の調査によると、毎年約6万平方キロメートルもの大きさで砂漠化が進行しているという報告もあり、砂漠化の波は確実に広がっている。砂漠化は、乾燥地,半乾燥地,乾性半湿潤地で起きていて、世界的に有名な砂漠として、アフリカのサハラ砂漠、中国のタクラマカン砂漠、北アメリカのソノラ砂漠、オーストラリアのグレートサンディ砂漠などが挙げられる。砂漠化が最も深刻な地域はサハラ砂漠を要するアフリカであり、そこでは毎年150万ヘクタールもの勢いで砂漠化が進行しており、この状態が続けばアフリカ大陸は砂漠大陸と化してしまうといわれている。また、中国では砂漠化が都市部である北京にまで及んでいる。それ以外の地域でも依然として砂漠化は進行しており、砂漠化原因の解明と、防止対策を一日でも早く見つけることが課題である。
砂漠化の原因
砂漠化の原因として、気候による土地の劣化と、人間活動による土地の劣化が挙げられる。現在では、人間活動による原因が深刻化しているといわれている。