イスラム教10
出典: Jinkawiki
イスラム教は、キリスト教と仏教とともに世界三大宗教の一つである。創始者は7世紀のムハンマド。アッラー(唯一神)のみを信じる一神教であり、信者数は約15億人(2012)といわれている。聖典として認めるものは、第一に『コーラン』であり、『旧約聖書』や『新約聖書』の一部も該当する。しかし、『コーラン』自体成立してから一度も改定することなく現在に至るもので、聖典として絶対的なものである。聖地はサウジアラビアのメッカとメディナ、イスラエルのエルサレムである。
宗派
様々な宗派が存在するが全体の99%がスンニ派とシーア派である。
シーア派 イスラム教全体で約15%を占める宗派。イラン、イラク、バーレーン国内では多数派。イスラム教の指導者はアリー(ムハンマドの娘婿)の子孫であるべきだと考えている。シーアとはアラビア語で「党派」という意味である。
スンニ派 イスラム教全体で約85%を占める多数派。ムハンマドから続く血筋は関係なく、ムハンマドの言行(スンナ)を重視すべきだと考え、指導者は実力のある人物がふさわしいとする。