忠犬ハチ公
出典: Jinkawiki
忠犬ハチ公
忠犬ハチ公は飼い主が亡くなった後も主人が帰ってくることを10年間待ち続けた秋田犬である。邦画『ハチ公物語』、ハリウッド映画『HACHI約束の犬』などその他多くの書籍などでも伝えられている。
雨の日も雪の日も主人を待ち続けるハチ公は、周囲の人々に優しくされる人気者であると報じられている。しかし、実のところ1932年10月4日付の『東京朝日新聞』に記載された、「いとしや老犬物語 今は世になき主人の帰りを 待ち兼ねる七年間」という見出しの付いた記事が出るまでは、渋谷駅に毎日のように現れる犬のことが近所の人々の口の端にのぼっていたことは確かであるが、邪魔者扱いにされ、邪険にされていたのも事実であった。
生涯
大正12年11月 秋田県大館市大子内斉藤義一宅で父「大子内号」、母「胡麻号」の間に生まれる。
大正13年1月14日 生後50日前後で東京帝国大学農学部教授・上野英三郎博士の元へ送られ、「ハチ」と名付けられる。