イエズス会

出典: Jinkawiki

イエズス会とは、キリスト教、カトリック教会の男子修道会。現代では六大陸の112カ国で活動する2万人の会員がおり、カトリック教会の男子修道会としては最大のもの。略称はS.J.であり、中国や古くの日本では「イエス」の漢訳が耶穌であることから耶穌会（やそかい）とも呼ばれる。 1534年8月15日、パリ郊外のモンマルトルの丘の中腹のサン・ドニ聖堂に集まり、ミサにあずかって生涯を神にささげる誓いを立てた。清貧・貞潔の誓いとともに「エルサレムへの巡礼と同地での奉仕、それが不可能なら教皇の望むところへどこでもゆく」という誓いを立てた。これを「モンマルトルの誓い」と呼び、この日がイエズス会の創立日とされている。

創設者

イグナチオ・デ・ロヨラ（1491年 - 1556年）

ピエール・ファーヴル（1506年 - 1546年）

フランシスコ・ザビエル（1506年 - 1552年）

ディエゴ・ライネス（1502年 - 1565年）：第2代総長

アルフォンソ・サルメロン（1515年 - 1585年）

ニコラス・ポバディリャ（1507年 - 1562年）

シモン・ロドリゲス（1510年 - 1579年）

主な活動

初期の活動は、イエズス会が創立されたのは対抗改革の始まる直前であり、プロテスタントに対抗して創設され、そのために活動していることもあるが、ローマ教皇に対する忠実というイエズス会の精神から、活動を通して人々にカトリック信仰を堅持させるという意味が大きい。 現在のイエズス会員の主な活動は、高等教育と研究活動といった教育活動であり、宣教事業や社会正義事業と並んで活動の三本柱となっている。