隠しコマンド(Google)

出典: Jinkawiki

2015年7月31日 (金) 16:23 の版; 最新版を表示
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概要

隠しコマンドとはコンピュータにプログラムされてはいるが、 普段利用するユーザーには公開されないために知ることはあまりないもので、 開発者やプランナーなどの限られた一部の取扱者しか知らない機能や操作のこと。 ユーザーにとってはいらないと思えるものでも、開発者にとっては必要不可欠なものであったり、 開発者の遊び心、自己表現として組み込まれたりする。 また開発者の意図しなかった動作(不具合)が結果的に隠しコマンドとして表面化することもある。

その一方で、プログラムに組み込まれたバックドアと言われている、 不正な通信に利用される接続経路を使うためのパスワード等もこの隠しコマンドの範疇に含むこともできよう。 今日ではゲームやウェブ上、またはiPhoneでもよく見られるがそれらはチートコード、 裏コマンド、またエッグハントが転じる点でイースターエッグとも呼ばれる。



Googleにおける隠しコマンド

インターネット検索サイトのGoogleにも公にはされていない検索の隠しコマンドがある。  Googleの開発者たちの遊び心が生んだジョークでユーモアに溢れた隠しコマンドが多数存在する。  それは検索するキーワードにある一定のワードを入力するとみることができる。

「一回転」

検索ワードにい「一回転」と入力すると検索結果が表示される画面上で画面がぐるりと一回転する。パソコンではもちろん携帯電話でも同様のことができる。また「Do a barrel roll=横回転してくれ」、「Z or R Twice」でも同じ動作ができる。

「斜め」

検索ワードに「斜め」と入力すると、検索画面が微妙に傾いて表示される。「tilt=傾き、傾斜」、「askew=斜めに」でも同じ操作ができる。

「クリックゲーム」

「Zerg Rush」と検索画面上にローマ字で「O」という文字が下りてくる。これはシューティングゲームが楽しめるもので、赤色と黄色の「O」が次から次へと検索結果を破壊していく。3回クリックすると倒すことができるが、さまざまな角度から湧いて出てくる。これはAndroidやiPhone等のスマートフォンには対応していない。

「文字点滅」

「blink html」と検索すると、検索結果の「blink」、「ブリンク」、「HTML」の文字が点滅して表示される。

「再帰」

「再帰」と検索すると、「もしかして:再帰」と表示されて何度検索しても消えることはい。再帰的に繰り返し表示される。また「recursion」でも同じ操作ができる。

「グーグル 重力」

Googleのトップ画面には「Google検索」と「I'm Feeling Lucky」の2つのコマンドがあり、Googleのトップ画面で「グーグル 重力」と入力すると検索結果が一気に崩れ落ちる。崩れ落ちた後で他のキーワードを調べてみてもそのまま崩れ続ける。

「atari breakout」

トップの検索画面上の「検索」という文字の横にある「画面」というところをクリックして、そのキーワードに関する画像が出たところで、画像検索にして「atari breakout」と検索すると画面検索結果がブロックとなって、懐かしのブロック崩しができるようになる。

「ユニコーンの角」

「the number of horns on a unicorn」と検索すると電卓機能が使われて、角の数が表示される。

「パン屋の1ダース」

「a baker's dozen」と検索すると、パン屋での1ダースの数字が表示される。ふつう1ダースとは12を表すが、パン屋の場合は1ダースは13である。ちなみにその理由は、13世紀のイギリスから来ていて、当時パンの重さを規定した法律が施行されて規定の重さより軽くなってしまうと処罰されてしまうために、それを逃れる方法としてパンを1つおまけして追加したことから習慣になったという。

「人生、宇宙、すべての答え」

これを検索すると、その答えとして42が表示される。「人生、宇宙、すべての答え」とは、作家であるダグラス・アダムズのSF作品「銀河ヒッチハイクガイド」に登場する。答えと言われる「42」は、とある宇宙人が「生命と宇宙と万物に関する究極の答え」を計算するためにスーパ-コンピュータを作り、750万年かけて導き出した答えとされている。



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