沖縄戦3
出典: Jinkawiki
時期
第二次世界大戦がはじまってから6年近く経った1945年4月アメリカ軍が沖縄に上陸した。日本軍は本土決戦を準備するため沖縄本島南部で持久戦をとり、時間稼ぎをしようとした。
鉄血勤皇隊とひめゆり隊
鉄血勤皇隊 中学、実業学校に通う16〜20歳前後の男子学生は鉄血勤皇隊とされた。鉄血勤皇隊は希望制であったが、当時の国民の考えはお国のためにということであったので、実際は強制的であったと考えられる。
ひめゆり隊 女子学生は3カ月ほどの簡単な看護訓練を受け、地上戦がはじまると野戦病院で負傷兵の看護にあたった。看護と言っても名ばかりのもので、薬も包帯もほとんどなく、麻酔なしの手術が日常だった。15〜19歳の乙女たちは笑うことも忘れ、のこぎりで切断された手や足を運びだしたり、負傷兵の下の世話、死体の埋葬や、食事や水汲みなどありとあらゆる仕事をこなした。