オランダ独立戦争2

出典: Jinkawiki

2015年7月31日 (金) 10:55 の版; 最新版を表示
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 オランダ独立戦争とは、1568年~1648年にスペイン領ネーデルラントで起こった独立戦争。別名八十年戦争。

 <戦争に至った経緯> 現在のベルギー・オランダ・ルクセンブルク、いわゆるベネルクス3国を中心とする地域をネーデルラントという。ネーデルラントは1556年、スペイン・ハプスブルク家の領土として支配された。時のスペイン国王はカルロス1世(位1516~56)だった。スペインは熱心なカトリック国で、次のスペイン国王フェリペ2世(位1556~98。カルロス1世の子)は、ゴイセンの多いネーデルラントに、カトリック信仰を強制し、カルヴァン派を反逆罪で処刑するなど、徹底した大弾圧を行った。ゴイセンの反抗に対し、フェリペ2世は1567年、ネーデルラント総督アルバ公(1507~82)を派遣して恐怖政治をしき、反抗者は次々と処刑された。ネーデルラントの独立運動を図ったフランドルの軍人・政治家のエグモント(1522~68)は、この頃に捕らえられ、処刑されている。この恐怖政治に立ち上がったのが、オラニエ公ウィレム(1533~84)という人物である。オラニエ家とは、現在のオランダ王家の家系で、ドイツのナッサウ伯が南フランスのオラニエ公領を相続した。ウィレムはオラニエ公領を相続(1544)したのち、カルロス1世に仕え(1548)、ホラント州(ゾイデル海西側)など3州の総督に任命された(1555)が、次のフェリペ2世の治世下、ウィレムはスペイン・ハプスブルク家の反動政治に対抗してカトリックからプロテスタントに改宗し、ゴイセンを率いて、スペインからの独立運動を指導し、戦闘を開始した。1568年、オランダ独立戦争開戦。

オランダ独立戦争 http://www.y-history.net/appendix/wh0904-049.html t.h


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