集団的自衛権5

出典: Jinkawiki

2015年8月5日 (水) 14:31 の版; 最新版を表示
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集団的自衛権のメリット

日本は戦後から、平和主義国家を作り上げ、それは世界の他の国々も周知のこと。 しかし、現在の不安定な国際情勢では今までと同じ方法で平和を維持していくことは困難になっている。 超大国アメリカの威信の低下、中国の台頭、イスラム原理主義の台頭などかなり不安定である。 そんな中、身近な問題として中国との間に起きている尖閣諸島をめぐる問題がある。 そんな中国は日本の集団的自衛権の容認に猛反発した。なぜか。それは集団的自衛権の容認により、日米間の関係が強化されたからである。 日米安全保障条約により、アメリカはもし日本が他国から攻撃されたとき守ってくれるようになってはいる。しかし、アメリカが他国と戦っていた場合に日本が助けはしないとなるとアメリカからしたらメリットがない。集団的自衛権を容認したことにより日米が相互協力することができるようになったのだ。 そうすると中国は日本に対して武力攻撃をしにくくなる。日本に武力攻撃をすれればアメリカが介入してくる可能性が大きく増加したのだから。 つまり、集団的自衛権は、


・日米関係の強化


・中国への抑止力


というメリットがある。


集団的自衛権反対派の意見

まず第一に挙がるのが日本が戦争に巻き込まれるという考えが多い。 集団的自衛権の行使によって同盟国の関わる紛争へ介入していくことになる。そうすれば日本も同盟国の相手と戦争をすることになるという考えだ。 しかし、日本の場合は集団的自衛権の行使の際にはかなり厳しい要件が満たされないと行使できない内容での容認であったため、そう簡単に行使できない。その分戦争に巻き込まれる可能性はかなり低い。 他にも戦前の徴兵制の復活の恐れが挙げられる。復活すればそれは非常に恐ろしいことではあるが、日本の場合復活させるには憲法を改正する必要がある。 そう考えると現在の日本で徴兵制が復活するとは考えにくい。


Twitterでもリツイートなどで前述した理由から集団的自衛権に反対だというツイートをよく見かける。 だが、このような反対意見は並べてみれば憲法上、容認の内容的に考えると現実的に起こりにくいことがわかる。 しかし、今回政府が半ば強制的に衆議院を通過させたことにより、今後も繰り返すのではないかという不安もある。 そのようになってしまった場合は、日本の民主主義が崩れるきっかけにならないとは言い切ることができないだろう。



世界各国の現状

集団的自衛権は、国際連合の国連憲章第51条で国際的に認められている。実際に行使する際には各国の判断ではある。集団的自衛権は圧倒的に容認している国が多い権利である。 容認していないのは永世中立国のスイスくらいである。 容認していないスイスは容認していないことにより苦労している。 スイスは永世中立国であるとはいえ、他国に攻撃されないとは限らない。しかし、他国の戦争に介入しないスイスは逆に他国に攻められてもどこの国も助けてくれないと言いうことである。 だからスイスは徴兵制を実施し、軍隊を強化している。もしもの時は自国だけで自国を守らなくてはいけないのだ。




参考文献

http://m-contents.info/category/sjieiken/  もっと知りたい!集団的自衛権

http://www.arayuru-houhou.com/wakariyasuku/shuudann00.html 集団的自衛権とは



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