絶滅危惧種2

出典: Jinkawiki

2016年7月27日 (水) 15:12 の版; 最新版を表示
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目次

絶滅危惧種とは

 さまざまな要因により、個体数が減少し絶滅の危機に瀕している種・亜種を指す。進化の過程では絶滅することも自然のプロセスだが、今日の絶滅は、自然のプロセスとはまったく異なり、さまざまな人間活動の影響のもと、かつてない速さと規模で進んでおり、絶滅の防止は地球環境保全上の重要な課題となっている。

国際自然保護連合(IUCN)

 国際自然保護連合(以下IUCN)は、1948年に世界的な協力関係のもと設立された、国家、政府機関、非政府機関で構成される国際的な自然保護ネットワークのこと。IUCNは、International Union for Conservation of Natureの略であり、自然保護に関する世界最大のネットワークでもある。

レッドリスト

 「絶滅のおそれのある生物種のレッドリスト」(以下レッドリスト)とは、IUCNの種の保存委員会(SSC)が提供する、自然保護の優先順位を決定する手助けをするもの。レッドリストは、絶滅の危機にさらされている植物や動物の種のパーセンテージを分析し、生物多様性の損失について統計上の警告を出す。すべての種の状態、とりわけ、樹木や淡水の生物といった具体的なグループを監視することは、地球規模での保護の優先度を識別する助けになる。2014年のレッドリストには動物、植物など合計約2万2千種以上記載された。レッドリストの項目は以下の通り。

絶滅 Extinct(EX) すでに絶滅したと考えられる種。

野生絶滅 Extinct in Wild(EW) 飼育・栽培下であるいは過去の分布域外に、個体(個体群)が帰化して生息している状態のみ生存している種。

絶滅危惧IA類 Critically Endangered(CR) ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。

絶滅危惧IB類 Endangered(EN) ⅠA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの。

絶滅危惧Ⅱ類 Vulnerable(VU) 絶滅の危険が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続いて作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のランクに移行することが確実と考えられるもの。

準絶滅危惧 Near Threatened(NT) 存続基盤が脆弱な種。現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの。

軽度懸念(LC) 基準に照らし、上記のいずれにも該当しない種。分布が広いものや、個体数の多い種がこのカテゴリーに含まれる。

情報不足 Data Deficient(DD) 評価するだけの情報が不足している種。

減少してしまう原因

 私たち人間が豊かな生活を望むが故に、動物や植物たちの居場所がなくなってしまっている。その主な理由を下記に示す。

乱獲 食料はもちろん、毛皮

生物多様性の保護の必要性を知る前に、 多くの動物が乱獲され絶滅してきました。

食料としてだけでなく、 毛皮や装飾品・インテリアとして高値で売れるからです。

もしかするとあなたも 知らずに購入したことがあるかもしれません。


日本における絶滅危惧種

 


[1]IUCNとは-IUCN日本委員会

[2]EICネット

[3]絶滅危惧動物図鑑 みんなで守ろうぼくらのなかま


  人間科学大事典

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