太平洋戦争10
出典: Jinkawiki
太平洋戦争
概要
1941年12月8日、マレ-半島コタバルへの陸軍部隊の上陸作戦、続いてハワイ真珠湾への海軍機動部隊の奇襲作戦に始まり、1945年8月15日に「終戦」、同年9月2日の降伏文書への調印により終結する。
原因
開戦をめぐっては、日米交渉の決裂がよく注目されるが、最大の原因は、日中戦争の打開を求める日本が、ドイツのヨーロッパにおける攻勢に幻惑され、英米による中国政府への支援を遮断し、併せて欧米の植民地支配下にあった東南アジア地域の戦略的資源を確保しようと、「南方進出」打って出たことであった。この結果、英米との関係は悪化し、時に米国は強力な経済制裁により態度を硬化させた。
情勢
開戦直後は日本軍が攻勢に立った。しかし、ミッドウェー海戦の敗北、ガダルカナル島からの撤退から、連合国軍の攻勢に転じる。1944年7月のサイパン島陥落以降、日本軍は絶望的抗戦を続けることになる。その後本土に移り、沖縄戦を迎える。沖縄戦は、一般市民も巻き込む戦争になり、多くの犠牲者が出た。その後ポツダム宣言が発表されたが、受け入れず戦争は続く。その後、広島と長崎への原爆投下やソ連の参戦などにより、終戦工作が本格化し、ポツダム宣言を受諾した。