ノート:三が日
出典: Jinkawiki
三が日と正月の違い
三が日とは1月1日から1月3日までを指す。 正月とは1月の1か月間を指すが、一般的に三が日や松の内(1月1日から7日間)などの行事や祝い事をする期間を指すことが多い。 「正」には「年の初め」という意味があり、正月つまり「年の初めの月」=「1月」となるわけである。正月といえば年明け行事を行う期間を指して言われることが多い。だが、誰もが仕事や学校に行っている1月末まで「正月」というには違和感がある。そういった意味で、休みで多くの正月行事が行われる「三が日」、正月飾りを飾り年賀状が届く期間の「松の内」、これらの期間を指して「正月」というのが一般的である。
三が日の過ごし方
・初日の出を拝む 1年の最初の夜明けはめでたいものとされ、天皇の元旦の儀式だったのが現在は地域によらず庶民の間でも習慣となっている。 ・おせち料理を食べる 季節の変わり目の「節」に、神様へお供えする料理のこと。ひな祭りや端午の節句、七夕などが有名。節の中でも最も重要な正月の特別な料理をおせち料理というようになった。入れ物や料理の具材一つ一つに意味がある。 ・お屠蘇を飲む 正月にお酒を飲む習慣のこと。1年間の邪気を払い、長寿を願って飲む縁起物。 ・お雑煮を食べる 年神様にお供えした餅を食べることで豊作を祈願し、新年の力をいただける。 ・初詣 1年間の感謝を捧げるとともに、新年の幸せを願って神社や寺院を参拝する行事。西の地域では3つの神社を参拝する「三社参り」の風習がある。 ・お年玉 大人から子供に金銭を贈る風習。年神様から授かったとされる魂の宿った餅玉を家長が年少者に与えたのをはじまりとされ、それが現在の風習に変容していった。 ・書き初め 1年の豊富を筆でしたためる行事を指し、一般的に1月2日に行われる。 ・初夢 年が明けて初めに見る夢のこと。その内容で1年の占う風習がある。 ・年賀状 昨年の感謝、新年のお祝いなどの気持ちを伝える挨拶状。期間としては松の内までに送ることができる。 ・七草粥を食べる 1月7日の朝に「春の七草」が入ったお粥を食べる風習。1年間の無病息災や豪勢な正月料理で酷使した胃腸を回復させるという意味もある。 ・正月飾りを外す 1月7日まで飾ってある正月飾りで、1月7日になったら門松、しめ縄、破魔矢などは取り外す。 ・鏡開き 正月飾りのうち、鏡餅だけは松の内が過ぎても取り外さず、1月11日に鏡開きを行う。