9.11事件16
出典: Jinkawiki
1.9.11について 2.概要 別名アメリカ同時多発テロ事件。2001年9月11日にアメリカ合衆国内で同時多発的に発生した4つのテロ事件の総称である。テロリストたちの標的は、ワールドトレードセンターの北棟と南棟、アメリか合衆国国防総省本部庁舎ペンタゴン、4つ目の標的はワシントンD.C(アルカイダによると合衆国議事堂だとされている)であった。航空機が使用された史上最大規模のテロ事件であり、その後報復としてアメリカ合衆国と有志連合はアフガニスタン紛争とイラク戦争の二つの戦争を行った。テロによる犠牲者は、一番多かったワールドトレードセンターで2606人、センターに追突した飛行機に乗っていた約150人の乗客とテロリスト、ペンタゴンで125人、飛行機の約60人、シャンクスヴィル近郊の40人、合計2996人が犠牲となり、負傷者は6000人以上とされている。その中でも一番被害の多かったワールドトレードセンターの現場での犠牲者2753人には、ニューヨーク市消防局の消防士や警察官なども含まれていた。現在でも犠牲者の約40%の遺体が未確認の状態である。多くの遺体がバラバラになって散乱しており、2006年には南棟に隣接するドイツ銀行ビルの屋上で無数の遺骨の破片が発見された。 3.9.11のもたらしたもの この日を境にアメリカといわず世界が後戻りできないほどに変わった。フィラデルフィアの新聞には、「変わらぬものは何一つなし」という大見出しが躍った。その後にあふれ出てきたのは、市民的自由や捕虜の取り扱いについて新たな政策がとられているという証拠、グローバル・テロリズムの衝撃、ナショナルアイデンティティ主張の激化、新たな外交・軍事政策であった。しかし「9.11」同時多発テロ事件への反応には、過去からの重要な継続があり、またアメリカ人のトランスナショナルな諸関係に長期的変化が表れていた。 4.参考文献 トランスナショナル・ネーション アメリカ合衆国の歴史;イアン・ティレル(2010)