イスラム国8

出典: Jinkawiki

2019年1月19日 (土) 00:55 の版; 最新版を表示
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目次

イスラム国とは

イスラム国とは、イラク西部からシリア東部を拠点とするイスラム武装勢力のことをいう。イラク戦争の際に進駐した米軍などに対して、イラク国内に起こった武装抵抗運動が起源とされている。スンニー派イスラムの過激な解釈に基づいた攘夷主義であり、当初は国外からのアルカイダ系戦闘員とむすんで「イラク・イスラム国」の建設を目指した。また、イスラム国とは、イスラム教を信仰する人が多く住む国である。


イスラム教とは

イスラム教とは「神アッラーは唯一にして、ムハンマドはその使徒である」ということを信じ、ムハンマドのことば『コーラン』を神の言葉として認めている宗教である。7世紀の初めにアラビアでイスラム教が成立し、西アジアに急速に広がった。イスラムという言葉自体が神への絶対的な帰依や服従を意味するので、「教」をつける必要はないが、一般的には、そのような宗教体系を「イスラム教」といっている。


イスラム教の成立 

570年ごろ、メッカにおいてムハンマドが生まれ、彼は商人として活動していたが、各地を旅しているうちにだんだんユダヤ教やキリスト教の影響を受けた。そして彼が40歳のころ、神の言葉を聞いたとされている。その後も神から少しずつ啓示を受け、それを書き留めていったものが『コーラン』である。神の前ではすべて平等であるという彼の教えは貧しい人たちに広まっていったが、裕福な支配層に迫害された。こうして、7世紀初めに、イスラム教は成立した。


イスラム国家の成立

622年にムハンマドがメディナに移り、ウンマを建設したことが、政治と宗教を一体化させたイスラム国家の始まりであった。630年にムハンマドがメッカを制圧したが、632年には死去した。その後は後継者カリフが急速に勢力を拡大させ、第二代ウマルの時にアラブ諸部族はイスラムに改宗した


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